ここ数週間で冷え込みが厳しくなり石炭暖房が始まったためか、大気汚染が深刻・拡大している。在上海日本国総領事館でも大気汚染について注意喚起をしている。
『全体的に改善傾向にあります』とあるものの、注意喚起でも触れられているとおり大気汚染の指数は国ごとに基準が異なる。中国の指標はアメリカの指数(AQI=Air Quality Index)と比べると若干緩やかである。
そんな中国の大気汚染の指数を表示するサービスは多数ある。そのなかでも『Worldwide Air Quality』は使い勝手がいい。
このサービスはPCはもちろん、iPhoneなどのiOS向け、Android向けのアプリがそれぞれ公開されている。
モバイル向けは、サービスが無料なのに広告も表示されず快適である。起動時にGSPが使える場合は、現在地付近の大気汚染指数が表示される。
時系列順に表示されるので、過去の数値変化も見られる。PM2.5は粒子のサイズを指していて、ほかにも環境基準指標としてPM10や車の排気ガスに含まれる二酸化硫黄(亜硫酸ガス)なども表示される。
ホーム画面から右スライドすると約7日分のAQI予報値が気温や風向きとともに表示される。
上海付近の大気は内陸から日本海へと抜けるのかと思っていたのだが、大気汚染物質の動きを捉えたスライドを見ると、内陸部へ吹き込むものもあるようだ。
ホーム画面から左へスライドすると現在地周辺のAQIを見ることができる。
このサイト、以前は見られなかったのだが、ブロックが解除されたようである。規制中でもアプリ経由であればちゃんと見られるのでダウンロードするのをおすすめしたい。
見られるから何なんだ!と言うのはあるが、どの程度の対策するべきかの目安にはなるので使ってみてはいかがだろうか。
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