違法風俗サービスに当局が本腰
光棍節快樂!さて、皆さん「ニコ生」をご存知だろうか。ネット上の個人放送サービスである。このニコ生の中国版サービスが中国当局の許可制へと変わるのでご紹介。
乱立するニコ生サービス
ニコ生はYoutubeの日本語版「ニコニコ動画」のサービスの1つで、Webカメラを通して放送する個人TV局である。録画済みの動画をアップロードするYoutubeと異なり、放送主とリアルタイムでつながるところに人気がある。
中国のサービスは、アメリカや日本のものを時差でパクるものが多い。このニコ生に似たサービスが中国にもあり、サービスの手軽さから乱立している。放送主は老若男女問わずだが、女性の放送が人気があるようで、サービスのサブタイトルもズバリのものが多い。
直播はライブのこと。規制が入り始めている百度検索でも最大手の六间房をはじめ、9158、Doshow、新浪秀场、白兔直播、聊聊など大量に出てくる。どのサイトも外見は異なるが、ほぼ同じシステムを使っている。
オンラインAKB商法
同じシステムと言うのは、機能だけではなくビジネスモデルを含む。どのサイトも再生画面にチャット機能が付いており、ここまではニコ生と変わらない。
異なるのは大きく2点。
- 放送主に対して架空のプレゼントができること
- 放送主の親衛隊を結成できること
Youtubやニコ生もそうだが、放送主はPV数(再生回数)に応じて運営からの報酬がもらえる。これに加えて、架空のプレゼントがポイントとして加算され換金できる。プレゼントには等級があり、少ないポイントしかない視聴者からでも参加できる。
さらに、放送主の親衛隊をネット上で結成できる。親衛隊になるには、サービスごとに異なるが、おおむね高レベルの会員で、一定のポイント送付していることが条件である。
横方向で広範囲のユーザから集金し、さらに縦方向としてAKB商法なみにコアファンから徹底的に搾り取る仕組みになっている。秋元康も真っ青。
1億円プレーヤ続出と影
注目されたい自己満足で始めた人が、仕事を辞めて専業化するケースも多い。ここ1~2年で数億稼ぐプレーヤも出てきており、群雄割拠状態である。中国版知恵袋にも収入についてポストがあるので、興味ある方は見てみるといいだろう。
ただ、放送主は一部除いて一般人。トークが特別上手なわけではない。より視聴を取れるように奇抜な行動かアダルト方面に傾きやすい。動画を編集して公開するYoutubeと異なり、ライブ動画は一度ネットに出ると取り消しが効かず、拡散するのでリスクがかなり高い。これに未成年者が巻き込まれる(正確には自滅)する事件も多い。
未成年者がターゲットに
たとえば、今年に入って00後(2000年代生まれ)がネットでさらした写真を苦にして自殺した事件がある。
刘欣儿の事件では、胸が見えそうな角度で撮影した写真を公開したところ、数日で人肉検索(人手での検索)で身元が判明。それを苦にして自殺したとされている。
さらに類似サービスを利用して、児童ポルノを供給する配信元も現れ、アメリカから非難を浴びせる事態になったため当局も規制に乗り出したようだ。
通过几天的追踪,民警终于找到了美方通报的、已经成为色情网站“VIP”会员的嫌疑人。据调查,到被发现时,这名嫌疑人已经上传了100多部儿童淫秽视频,点击率高达2万余次,回复7000余次。3月13日晚,警方根据线索,在北京市朝阳区一小区内,将嫌疑人孙某抓获。在孙某家中,警方发现了多达3T的淫秽视频,其中儿童淫秽视频就达400G。
中国当局が押収したストレージには、3TBの動画に400GBの児童ポルノが含まれていたとのこと。日本の類似案件では数十万枚のDVD(数百GB程度)なので、桁が異なる。
上に政策あり、下に対策あり
中国大陸では、これらの事件を受けて当局の検閲が強化、国内の類似事件は減少傾向になると思われる。表面上であってもだ。ただ、その分海外サービスに流れる可能性が高い。
例えばだが、17 Mediaという台湾や香港中心に流行っているサービスに流れるのでは?と推測している。すでにきわどいライブしている人が多数いるので、興味ある方はトライしてはいかがだろうか。
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