これは箕面ダム沿いにある林道です。遊歩道として利用されているようです。近くに位置しているにも関わらず、まだ一度も訪れたことがなかったので、今回行ってきました。
阪急箕面線の箕面駅から、大阪府道・京都府道43号豊中亀岡線を北上します。この府道には一日中二輪車の走行が禁止されていて、四輪車も夜間の走行が禁止されているという独特の規定があります。おそらくこれは、昔の暴走族や不法投棄の対策だと思われます。一部の許可を得た二輪車は通行可能なのかもしれません。なぜなら、時折、カブスタイルの営業用二輪車を見かけるからです。
話が脱線しますが、大阪は二輪車の走行禁止規定が多いようで、二輪車の民間団体からは解除を求める声が上がっているようです。
箕面ビジターセンターを超えて、箕面ダム方面へ向かうために大阪府道4号茨木能勢線に左折します。
この大阪府道4号茨木能勢線では、交通量(もちろん四輪車)がそこそこあり、サイクリング愛好家たちも頻繁に行き来しています。
4号線沿いに北上続けると箕面ダムが眺められます。箕面隧道から左折、箕面川治水ダム管理事務所へ向かいます。
この箕面ダムの堤体は治水目的なのは理解できるのですが、もう少し綺麗に整備すれば観光名所になるのではないかと思います。現在では堤体からの展望がほぼ皆無で、本当にもったいないです。
この堤体を走る箕面市道 五月山箕面線の途中に林道 箕面線はあります。ちなみに、この道路をそのまま走るとエキスポ’90みのお記念の森方面に続くのですが、記念の森を越えたあたりからかなり雰囲気悪いです。
写真では分かりづらいですが、右折するとすぐに橋(長谷橋)がありますが、バイクや自転車の走行を阻止したいためかロープが張られています。
林道のルートですが、GoogleMapで青色のルートの箇所になります。
林道に入った直後に、ニホンジカ対策で罠が設置されていることと、まむしが出るとの注意書きがあります。北摂やその近辺ではニホンジカの食害がかなり深刻なようで、兵庫県立一庫公園でも同様の注意書きを目にしたことがあります。
林道 箕面線は基本非舗装です。訪問した日は、前日に大雨が降ったせいでところどころ水たまりやぬかるみがありました。管理用または罠を設置した狩猟用の車両が出入りしているのか、車の轍が確認できます。
林道は、箕面ダムに沿って箕面隧道を抜けた先まで続きます。新緑の緑とダムが湖畔に映えてとてもきれいです。紅葉の時期に訪れたこともありますが、紅葉とのコントラストがすばらしかったです。
林道自体は、観光向けに整備されているようで、ところどころにこのようにベンチが設置されています。
林道自体は大きなアップダウンがなく、ダム沿いにずっと道が続いています。途中で特に目立つ見どころはありませんが、近くに交通量の多い道路がないため、ハイキングにはちょうどいいのではないでしょうか。
ガードレールが設置されていますが、このガードレールを超えると、そのままダムに向けて高低差のある急斜面が続いています。乗り越えたりする人はいないと思いますが、転落したら事故になるでしょう。
さきほどの大阪府道4号茨木能勢線に戻ってくると、林道 箕面線は終わりです。
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