ベトナム南部の最大都市・ホーチミン。所得レベルは中国よりもまだまだ低く、個人商店が多い。そんなホーチミンでも、地元をターゲットにした企業が育っており、広告を目にしたのでご紹介。
このトップの写真を、少し前の広州市駅と言われたら、信じる人がいるかもしれない。実際にはタンソンニャット国際空港の今、である。雑多な感じが昔の中国を見ているようで懐かしい。
街中はオートバイがあふれかっており、どこもかしこもバイクだらけ。私が最初にホーチミンを訪れた10年前と比べれば、車は相当増えた。それでも、車とバイクの比は4:6くらいだろう。
中国の都市部ではもう見かけない台車付きのバイクも闊歩しており、昔の中国はこんな感じだったなと懐かしさすらある。
そして、海外あるあるのいい加減な施工。すばらしいくらいにとぐろを巻いた電線(?)がいたるところにある。深センにいた頃、ネズミが電線をかじって火を吹いて大騒ぎしていたのに出くわしたことがある。ベトナムも温暖な気候なので、同じなのだろう。
さて、そんなホーチミンを歩いていると思うのは、看板が少ないこと。ほとんど見かけないと言ってもいいくらい看板がない。どうやってセールなどを知らせているのだろう…?と思ったら、突如現れたのがこの自転車集団。
ショッピングモールの広告みたいで50%オフと書いてある。このカラフルな広告自転車に乗った人が10人ほどで集団を作って練り歩いているのだ。日本の渋谷あたりで風俗系の広告車を見たことがあるが、これの自転車版というわけだ。
さすがにこんなでかい車をホーチミン市に投入したら、交通渋滞を引き起こすだろう。もっと言えば、人件費が安いので人海戦術が効くわけだ。
と、思っていたらその同日に今度はこんなバイク集団にも遭遇した。
全員青色で統一されたユニフォームをまとって同一間隔で走っていたのだ。広告チャリンコのバイク版。
でも、なんだろう?と思ってカメラを向けた頃にはほとんど走り去っていたので、広告効果がどれほどなのかは疑わしい。
人間発想力が豊かだと思った今日このごろです。
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