日本から郵送してもらうとき、税関の検査が厳しくなっており関税を支払うケースが増えているのでご注意。
中国政府VS個人輸入
中国政府は個人消費の場を海外から国内に引き戻したいようで、去年(2015年)に関税の引き下げを実施している。
この裏には、海外に在住する中国人留学生による購買代行・個人輸出入による関税逃れ、外貨の海外流出や購買品経由のマネーロンダリング防止などがあるだろう。中国は物品の貿易収支は黒字だが、サービス収支(輸送、旅行、金融、知的財産権等使用料など)は赤字である。
ちなみに、税関統計(2014年からの累計金額)を見ると全貿易総額の1/4が来料加工貿易絡み。2010年に入ってから独資転換を当局が言う割には移行していないんでしょうか?
話は戻り、上述の関税引き下げがあまり効果がなかったのか、今年に入って適用項目の調整を実施、実質的な関税引き上げに踏み切っている。
500RMB以上は関税が掛かる
税率については、中国税関が税率項目表を公表している。現在の税率は15,30,60%の三段階。書籍、パソコン、デジカメ、食品、飲料、金銀、家具、おもちゃ、ゲーム機などは15%。それ以外のほとんどのものは30%の税率が適用される。
高級・贅沢な物品類(ブランド物の腕時計など)については60%の税金が課される。管理人の知人も日本にいる知り合いにお願いして郵送してもらったところ、日用品扱いとなり30%の税金を取られている。
税関曰く郵送物の金額が500RMB以上は関税納付が必要とのこと。700RMBの商品で210RMB(約4,000円)の関税なので、これならば先日お伝えした中国アマゾンの海外専門サイト(記事:中国アマゾンが国際郵送を無料化)で買ったほうがお安いのかもしれない。
ときに、日本-中国間の通信がひどいです。昼間のパケットロスが25%強、夜間で30%超えます。日中間をWeChatで通話すると切れ切れ。なんだかなぁ…。
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