武漢肺炎とバンコク(2020年2月17日週)

シンガポール
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所用で2月17日週にバンコクへ行ってきた。渡航直前にタイ保健省が日本およびシンガポールからの渡航客についてスクリーニングを強化する旨の発表があり、どうなることやら?と思ったのだが…

チャンギ国際空港はガラガラ

今回利用したのはシンガポール航空の昼間の便。まず、チャンギ国際空港についてびっくりしたのは、普段旅行客で賑わっている出発ロビーに誰もいないこと。写真の通りスカスカ。

マスクをしているのは外国人やスタッフ中心に半々といったところ。普段であればエコノミークラスのカウンターや荷物預けのカウンターには長い行列ができているのだが…こちらもこのとおり。

出発ロビーですらこのレベルなので、イミグレを通ったあとのターミナルはさらに人がいなかった。もともとターミナルの店員はやる気がないのだが、今回に至ってはみんなスマホをいじって遊び続けている始末。

各ターミナルに続く場所には職員がサーモグラフィで体温の高い人がいないか監視していた。見落とし防止のためか2重でチェックしているようで、場所を変えて2箇所設置されていた。

シンガポール→バンコク便

チャンギ国際空港は荷物検査が2箇所あってイミグレ前に一箇所、もう一箇所が搭乗ゲート前に設置されている。普段であれば荷物検査のあとの搭乗ゲートは人でごったがえすのだが、こちらも人気がなし。

搭乗直前にやってくる人もいるので、気長に待っていたのだが実際にシートに座っている人はこのとおりで5割ほど。

スタッフはご覧のとおりマスクで武装していた。搭乗客もほとんどがマスクをしており、普段のガヤガヤさがない。ちなみに、機体前方のシートでこの乗客ボリュームで、トイレついでに見た後方は人がいなかった。2~3列に1人という塩梅である。

スワンナプーム空港はゴーストタウン状態

トランジットで人が賑わうチャンギ国際空港ですら、上述のような状態なのでバンコクの国際空港はどうなのだろうと思って降りてみるとほぼ予想通り。

人がいるにはいるものの、いつもの1/4程度かそれ以下。空港に設置されている看板は中国語が多く、見る人のいない看板になっていた。

荷物受け取りレーンもこんな感じ。その昔、ピエリ守山がゴーストショッピングモールで話題になったが、雰囲気はよく似ている。

おまけ:ナナプラザ

話はそれるが、私はインド料理が好きで、インド人が集まるナナによく行く。前回(去年の年末)に行ったときはタイ女性と路上を歩く中国人をいたるところで見たのだが、さすがに今回は見かけなかった。

どれだけ暇なのだろう?という興味が湧いて食事のあと、ナナプラザへ行ってみると入り口で検温と消毒やっていた。

もっとも、ほとんど機能しておらずみんな素通りしていた。万が一、感染者が来たら集団感染は確実だろうと思われる。

お店を2箇所(レインボーとスパンキーズ)覗いてみたのだが、21時頃でもガラッガラだった。中国人が消えたからだと思うが、日本人が目立つこと目立つこと。大学生っぽい人が特に多かったと思う。そういえば、大学生はちょうど暇な時期だもんな。

チェックアウト時にホテルのレセプションに聞いてみたら、通常の40%程度の稼働率らしい。中国人団体客に加えて、ヨーロッパ人がアジアを避けてるようで深刻だとのこと。

と、言うわけでこのご時世だからこそ、東南アジアは旅行行くならちょうどいいのかもしれない。

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