自己思考を放棄する人たち

海外よもやま話
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普段は日本”語”のニュースを見ないのだが、身内がいると気になるのでここ数週間チェックしている。武漢肺炎のゴタゴタを見れば見るほど、日本人はお上思考にどっぷりなのだなと感じる。

緊急事態宣言のあたりからニュースで見かける補償問題。この補償をめぐってこんなニュースが交わされていて仰天。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200411-00000085-kyodonews-pol

え。なんで国が休業補償しなくてはいけないの?である。さらにびっくりが休業の”協力金”である。なにそれ?

休業協力要請で協力金「国として制度設ける考えない」官房長官 | NHKニュース
【NHK】菅官房長官は記者会見で休業要請の必要性について「基本的対処方針では、施設使用の制限の要請・指示などについては外出自粛など…

サラリーマンの場合は、毎月失業保険の積立をしているのでまだわからなくもないが、事業主個別に補償するという思考回路はかなり特異。共産主義の国で育った嫁(中国人)ですら『は?なんで国がここに出てくるの?なんでお金もらえるの?』だ。

自分でビジネスをやるとメリット・デメリットを一番強く受ける。景気がよければ収入はあがるが、悪くなければ最悪破綻する。だから、悪くなったとたん補償をよこせというのは筋が通らない。武漢肺炎のように50年並のインパクトであれば、なおさらである。

でも、こういった思考回路自体、江戸時代から続く愚民政策の延長線だなとつくづく感じる。自分でリスクヘッジできないから上の決定を待って、受け身になる代わりに国や自治体におんぶにだっこといった具合。自分で思考することを放棄していると言ってもいいのかもしれない。

そういえば数日前に内定者が人事部長からパワハラを受けて自殺した報道があった。

パナソニック子会社、内定者に壮絶パワハラで自殺に追い込む…「血みどろになる」「邪魔」
新型コロナウイルスの感染拡大を受け7日、政府は改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言を発出した。すでに飲食・小売り・旅客業など幅広い業界で深...

サラリーマン(宮仕え)のいいところは実入りを大きく取れない代わりに、いつでも変えられるというところである。それをしないで自分の唯一の財産を毀損してしまうというのも、外面は違っていても中身は同じである。

自分で考えて、自分で決めて、自分を守らないとね。

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