物価高が続く中国

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春節に合わせて日本へ一時帰国。TVをつけると、マスメディアが爆買い報道を繰り返していた。去年(2015年)の株暴落を受けて、なくなるのでは?という不安をよそに、どこへ行っても中国人旅行客がいて、大量にものを買い込んでいた。

物価高が続く中国-春節の通天閣の周りは中国人だらけ

品質の高さや中国人の購買力が上がったことをコメンテータがそれっぽく言うのはわかるのだが、不思議な事に誰も中国の物価高には言及しない。

中国で生活してみればわかるが、単純工除いた物価がとても高止まりしているのがわかるはずだ。たとえば、アイスクリームで有名なハーゲンダッツ。上海のアピタで見ると33RMB、1RMBを18円換算で計算すると約600円。

物価高が続く中国-ハーゲンダッツが一個約600円

同じアイスクリームを日本のスーパーで見たら198円(税抜)だった。日本のハーゲンダッツは国内生産で、中国のものは全部輸入らしいので、単純比較はできないかもしれない。ただ、それでも3倍の差がつくのは異常だ。

国内生産同士で比べるならば、プリンで有名なMvuke Tokyo(ブーケトーキョー)。上海のそごう百貨店などで置いてあるが1個25RMBからだ。約450円である。

物価高が続く中国-プリン1個450円

同じものを日本のvuke通販サイトで見ると、6個入りで2,600円(税込)である。消費税分を差し引いて計算すると、上海で買うと10%以上高い。

中国人の給与が日本人のそれより10%以上高いのか?と言うとそれも違う。上海近郊のブルーカラーは手取りで2,500RMB前後、企業の負担コスト5,000RMBと見積もっても約9万円。日本のフリータの月収平均にも届かない。

物価高が続く中国

不思議なのは、その差額がどこへ行ったのか?だ。

一党独裁の共産党や政商が潤っているのは間違いないが、表面上それほど露骨ではない。懐に入ったお金がそのまま海外に出て行くと言うのはありえそうだが、厳しい外貨管理しているので難しいだろう。

中国人“爆買い”にブレーキ? 大人気のカードに引き出し制限、幹部の資金流出を牽制か – 産経ニュース

そして、ふと思うのは、こんな仮説だ。

『中国には14億人のマーケットはあるものの、14億人を養うだけの仕事が無いので、14億人でワークシェアリングしているのでは?』と。

遊んでいる保安スタッフやお茶を飲むだけの公務員、例をあげたらきりがない人々を養うために、高額の税金やら非効率な行政システムを維持しているとしたら、納得できる。いかがだろうか?

私が言いたいのは、スイーツ好きなのに、これだけ高額だと好きなように食べられないので、フラストレーションが溜まるということ、である。

コメント

  1. Kelly より:

    私は北京在住です。息抜きは必要ですよね。
    ケーキは輸入食材を使用しているので(変なところに凝っている)、どこもかなり高いです。
    私はいつも韓国系のパン屋さんで、安めのクロワッサン生地の菓子パンなどを購入しています。
    また、スーパーで缶入りで、スプレー式の生クリームを購入し(大抵チーズとかを売っている棚の傍にある、或いは淘宝で購入)、菓子パンなどにどっさりかけて食べています。
    スーパーで韓国オリオンのテラミスケーキをよく買って食べています。1箱6個いり12元前後。
    http://item.jd.com/1115502.html?jd_pop=3dbd36a0-3b7b-4f57-b050-cf2d54fec7d7&abt=0

    • Kellyさん

      前はヤマザキパン買ってたのですが、その後APITAにできたパン屋さんにこまめに通ってます。
      ケーキは家族が作りたいのですが、クリームがまたべらぼうに高いので諦めてしまいました(苦笑)

  2. koji310 より:

    本当に日本に帰ると、上海の物価高を痛感します。
    スタバのコーヒーですら、日本の1.5倍ですもんね。
    私は日中で給与を得ているのでダメージを最小限に抑えられていますが、日本給与だけの人は中国での生活は大変だと思います。

    • kojiさん

      コメントありがとうございます。
      まさに、その「日本給与だけの人」に当てはまるので困っています。
      会社ではレート負担の追加補足はあるのですが、日本円換算して計算してしまうので購入意欲がなくなって禁欲生活状態です(苦笑)
      もう、数年この生活続けると悟りが開けそうです…。

  3. Kelly より:

    http://t.dianping.com/list/shanghai-category_166
    ネットバンクや支付宝などの環境があれば、中国版ぐるぽんでクーポンを買ってからお店でという手もあります。
    上司におごっていただく時も、行く前にお店へ連絡をしてクーポンの使用条件や予約の有無を確かめて、クーポンを購入してから行きます。
    画面左上の[切換都市]というボタンで、中国国内各地のお店のクーポンが購入可能。