中国で汚染されたパソコンを浄化する3方法

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汚染は空気だけじゃない!

中国で汚染されたパソコンを浄化する3アイテム

中国でパソコンを使用すると、ほかの地域以上に環境が汚染される。ここでいう汚染と言うのは、正しい動作を妨げる原因である。汚染の理由と、除去する浄化方法をご紹介。使っているPCの定期的な浄化をおすすめしたい。

汚染の3大理由

中国でパソコンを使うと、日本では見たことない不思議な現象を見ることが多々あると思う。たとえば、パソコンを起動すると毎回広告が表示されたり、GoogleやBingの検索結果が中国語になったり、コンテンツが不完全に表示されるなどである。

これらの誤動作は、パソコンが汚染されたことが原因なのだが、概ね次の3つに分類できる。

  • ネット検閲システム(金盾)が引き起こすもの
  • 貧素なネット環境が起こすもの
  • 中国ソフトを入れることで起きるもの

1番目の金盾が引き起こすものについては、別途コラムがあるのでこちらを参考にして欲しい。

中国から帰ってきたら「ページがみつかりません」症候群

2番目は、途上国特有のネットワークが不完全なため、ダウンロードやページの表示、コンテンツ取得が不完全になり、結果正しい動作ができなくなるものだ。特に中国では1番目と重なって状況が悪化する。

また、3番目については、単なるパソコンの汚染に加えて個人情報や業務情報の漏洩、ネットバンキングを始めとするパスワードを盗まれるなど深刻な自体を引き起こしかねない。中国ソフトではないが、直近で悪意を持ったソフトによる大量情報流出事故が起きている。

年金機構流出:3度の判断ミスで流出拡大 : IT&メディア : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

深刻なネットバンキングの盗難

中国で汚染されたパソコンを浄化する3アイテム

ネットバンキングのIDやパスワードの盗難による被害額はわかっているだけで約30億円(2014年)で被害額の8割が個人である。盗難による被害の場合、法的な保護(補償)が受けられない。何らかの補償がされた場合でも、全額戻る可能性はほぼゼロである。

この法律は、インターネットバンキングには適用されません。法律上は、インターネットバンキングで引き出されてしまうと、預金は保護されないということになりそうです」

「預金が保護されるのは『預金者がインターネットバンキングのID・パスワードを、他人に悟られないよう管理していた場合』に限られています。つまり、預金者のID・パスワードの管理方法によっては、補償される額が全額でなく、75%に減額されたり、0%になったりしてしまうのです」

ネットバンキング「不正引き出し」2億円超 「消えたお金」を取り戻せるか? – ライブドアニュース

AndroidやiPhoneなどは個別に適切な設定をすればある程度防げる(参考:中華アプリから身を守る@Android)。パソコンの場合は、なんでもできてしまうので自己防衛が基本である。ただ、それは難易度が高い!という人のために、3つのアプリや方法を紹介するので使ってみて欲しい。

1.CCleaner

まずはおすすめしたいのがCCleanerである。このツールは、DNSキャッシュのクリア、各ブラウザのキャッシュクリア、ごみファイルや一時ファイルの一括削除をしてくれるスグレモノ。標準で日本語に対応しているなど評価が高い。

中国で汚染されたパソコンを浄化する3アイテム

特に赤枠で囲った箇所は、定期的に綺麗にしておくことをおすすめしたい。このツールは、レジストリの修復機能も持っているので、中国製ソフト削除後に使っておくとより効果的。

2.システム構成ツール(msconfig)

 これはWindowsに標準でついてくるツールで、起動時やスタートアップ時に自動で起動するプログラムの設定を変更できる。

中国で汚染されたパソコンを浄化する3アイテム

使い方の詳細はマイクロソフト自身が公開しているので、こちらを見て欲しい。基本は不要、もしくは不自然なプログラムの起動を停止すればいい。中国製ソフトを入れた後、広告や不要なプログラムが起動している場合、ほとんどがここで調整できる。

システム構成を使う (msconfig) – Windows ヘルプ

システム構成(msconfig)から常駐ソフト停止 Windows 7 の無料高速化 – カフィネット

スタートアップは試してみるのがいいが、サービス部分は設定を間違えると再起不能になる可能性があるので慎重にやって欲しい。

3.中国外DNS+VPN

 最後にそもそも論になるが、これら不具合の諸原因は金盾なので、金盾の支配下にあるサービスを一切使わないというのが最も望ましい。もっとも影響が大きいのが、DNSである。海外(中国外でアメリカやヨーロッパなどにある)のDNSサーバは虚偽の応答をしないので、これらを使うのがもっとも安全である。

Google DNSを使って高速アクセス

ちなみに、私の周りで調子が悪いというパソコンを見たところ、中からマルウエアのような中国製ソフトが大量に出てきた。中国のソフトはたとえ公式サイトからダウンロードしてきたソフトでも、勝手に情報を送信したりするスパイウエアもどきが多いので要注意だ。

百度(バイドゥ)ジャパン死亡

百度(バイドゥ)ジャパンは、マルウエア的な批判を繰り返し受けた挙句サーチエンジンからは事実上追い出しを受けた。中国のソフトウェアと海外のそれと行儀の違いが読んで取れるだろう。

参考になれば幸いだ。