死に至る(かもしれない)病
猫分欠乏性自律神経失調症をご存知だろうか。この病気は精神症の1つとされ、特定の活動を制限された場合に発症する疾患だ。上海においてその治療は困難とされてきたが、ふさわしいクリニックを見つけたのでご紹介。
ぱっと見わからない外観
今回ご紹介するクリニックは、長楽路121号にある。交差点で言うと、成都南路であるがやや交通のアクセスがやや面倒かもしれない。
外観はただのコーヒーショップに見える。出張対応もできるというクリニックだ。
スタッフに聞いたところ治療時間は、朝の10時から夜10時らしいのだが、一切表示がない。さすが中国である。
クリニック名は”2PM・CAT”らしい。ただ、長楽路はとても道幅が狭く、この看板は対面の歩道でも歩いていないと気づかないだろう。
クリニックの様子
クリニックは3階建てになっており、1階が受付、2階が待合室になっている。極めて急な階段を上り3階にあがると、そこが診察室である。
診察室自体は非常に狭く15平米程度。中央にキャットタワー…ではなく、診察台が1台。そして、座席が2つのみだ。
複数のベッドが用意されている。ただし、患者向けではなく、セラピスト専用となっている。私が入ったときも、2匹…2名のセラピストがシエスタしていた。
当日は偶然にもセラピスト全員が出勤しており、非常に賑やかであった。場所があまり目立たないためか、患者も少なく1時間ほどの間に客は誰も来なかったほどだ。
セラピストたち
このクリニックに在籍しているセラピストは、全員で7名。入った場所、すぐ右側に在籍者の一覧が貼ってある。
全スタッフとても人懐っこい。特に、アメショとブチネコの2人は、入った直後に手持ちのものを強奪するレベルである。
治療中にセラピストのうち、特に人懐っこい1名が膝の上で毛づくろいからうたた寝をするゴールドパターンを見せてくれたのは三ツ星を進呈してもいいレベルだ。
初回でこのレベルが提供できるのは、小さなクリニックならではのきめ細かい対応と言えるかもしれない。
システム
システムは非常にシンプル。治療費(飲み物代)で、アドオンが一切ない。滞在時間による追加がないので、いくらでもいて構わないようだ。
店内ではフリーWifiを提供している。また、随時ニュースを配信しているようなので、訪問時にWeChatで追加しておくのもいいかもしれない。
ちなみに、この子は着席直後にコーヒーと一緒についていたクッキーをぺろんちょしてくれた。店員が何を持ってくるのかわかっている確信犯である。
同症状で苦しむみなさんの参考になれば幸いだ。
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