キビキビとVPNを使う
管理人も使っているHide My Ass! Pro VPN(以下、HMA)。ここが提供する接続アプリは非常に便利なのだが、私は普段使わない。すべて自分で設定している。そこで、手動設定のメリットは何か、どう設定するのかをご紹介。
手動設定の3大メリット
手動でVPNを設定するのは正直面倒。でも、それに見合ったメリットがある。メリットのうち大きなポイント3つを述べる。
1.自由な設定
各VPNの接続アプリは、操作をかんたんにするため(そして、おそらくはサポートを簡易にするため)に細かい設定を省いている。
たとえばだが、接続アプリではプロトコル(VPNの接続方式)を選べないものが多い。また、VPN利用時のDNSが指定できないなど若干不便である。手動で設定をすると、自分の用途にあわせた設定ができる。その中でも、L2TPや常時接続などは非常に重宝する。
2.動作が軽快
接続アプリは、提供元の品質次第で軽くなったり重くなったりする。接続アプリが契約情報などを見に行ったり、広告などを持ってくる場合は、余計な時間が掛かる。手動設定の場合、Androidに付属する機能を使うので、動作が最小限に抑えられて軽い。
3.バッテリーを節約
前項の結果になるのだが、余計な動作をしないので、スマホで悩みがちなバッテリー消耗から開放される。普段から予備バッテリー2つも3つも持ち歩く人にとってはありがたい効能だ。
ただし、常時接続を使った場合は、バッテリー消耗が激しいので要注意。
設定方法(前準備)
手動設定には、次の3項目が必要。
- 接続ID
- 接続パスワード
- 接続先サーバIPアドレス
それぞれサイトに記載があるので、確認をしていく。HMAの公式サイトを開いて、「Sign in」をクリック。
ここで必要なIDとパスワードはVPN申請時に設定したもの。忘れた場合は、リセット可能なので問題ない。
ID(USERNAME)とパスワード(PASSWORD)にそれぞれ入れて、ログイン(SIGN IN)をする。
ログイン後、一番下にある「SOFTWARE&HELP」をクリック。
PC向けの接続アプリなどがあるサイトの一番下に手動設定(MANUALLY SET-UP)の項目があるので、ここをクリック。
開いたページに手動設定時に使うIDとパスワードが記載されているので、これをメモしておく。また、このすぐ下に接続サーバ(Individual Servers)をクリックして接続サーバのIPアドレスをメモしておく。
手動設定に必要な項目はすべてそろったので、準備完了。次に実際の設定を行う。
設定方法(Android)
実際の設定を行う。Android端末の設定画面を開く。「設定」→「ワイヤレスとネットワーク」をクリック。
次に「詳細」(Android2.xでは「その他」)をクリック。画面自体は、使っている機種やテーマによって少しずつ異なると思うので、適時読み替えして欲しい。
VPNからオプション設定で「VPNプロフィールの追加」(Android2.xでは「新規追加」)というのがあるので、ここを押し下げ。
名前の部分は覚えやすい任意の文字列を入れる。私はVPN名+場所で記載している。タイプはPPTP。サーバーアドレスに、先ほどメモした接続先サーバIPアドレスを入力。
すべて入れ終わると、保存ができるはずなので、保存。VPNの一覧に先ほど作ったVPN接続先が追加されているはずなので、これをクリックして、IDとパスワードを入れて、接続したら完了。
おまけ
ちなみに、L2TPでの接続は下記のページが参考になる。
Type: L2TP/IPSec PSK
IPSec pre-shared key: HideMyAssAndroid Manual PPTP+L2TP Setup (4.0 ICS – 4.4 KK) – Hide My Ass! Support
ポイントは、プロトコルが「L2TP」になること、事前共有キーが「HideMyAss」であることだけだ。
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