中国当局が海外との通信20%近くカット中

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海外サイトにつながらない!

中国当局が海外との通信20%近く絞り込み中

中国当局が先日ブロードバンド改革を発表したが、その前後から海外との通信が執拗に妨害される状況が起きている。中国国内とそれに同調する中華版インターネットへの高速化のウラで何が起きているのか?

タイムアウトが続発

中国当局が推める中国ブロードバンド改革。普通に考えると海外との接続含めて増強されそうだが、中国当局は違う。この発表の前後から海外との接続がかなり悪くなっている。具体的には、接続後にタイムアウトや接続リセットする現象が多発しているのである。

たとえばだが、日本のサイトで中国から比較的つながりやすいYahoo!Japan。そこに対してPINGをしてみる。今回のテストは同一環境で同一の通信環境で、固定回線は中国通信30M光回線である。

中国当局が海外との通信20%近く絞り込み中-同一環境なのに相手先でタイムアウトが頻発

左側がYahoo!Japanへのアクセス。同時刻に百度へのアクセスをしている。百度へのアクセスが非常にスムーズなのに対して、Yahoo!側はタイムアウトが頻発する。かなり頻度が高い。最終的に300前後通信テストを行った結果、約20%も失われている状態だ。

中国当局が海外との通信20%近く絞り込み中-エラー率がかなり高い

これに対して、百度はまったくロスが出ていない。VPNを利用しない状態でネットワークの速度テストをしてみると非常に良好で、平均速度は25Mbps前後と30Mbpsのサービスに対して80%以上だ。

中国当局が海外との通信20%近く絞り込み中-国内は問題ない…

念のためYahoo!側に障害がでていないか、さくらインターネットのVPS上にある端末から確認をしてみた。この確認により中国-海外との間で妨害が出ているのがはっきりするからだ。

中国当局が海外との通信20%近く絞り込み中-日本国内からなら問題なし

当然だが、問題ない。つまり、中国は国内の速度向上を実施すると言いながら、海外へのアクセスは以前にもまして絞り込みをしているということだ。

所感

中国はインターネット国際会議を開いたり、海外インフラへの投資を積極的に行っている。国家管理のインターネット網を広げようとしているのかもしれない。また、海外との接続を可能な限り絞り込むことで、国内のIT育成を進める算段かもしれない。

いずれにしても、この現象の理由は3つほど考えられる。

  1. 中国当局による故意の通信カット
  2. 金盾自体の障害
  3. 中国政府が海外サイトへの攻撃をしており、その煽りで障害発生

どれも中国政府ならやりかねない理由なのだが、回避が非常に難しい。参考になれば幸いだ。