サーキットブレーカー(Circuit Breaker)が本日より発動。ほぼすべての職場とサービスが止まり、驚くほど静かなシンガポール。
ゴーストタウン化したシンガポール
外に出るとやぶ蛇なので、窓から眺めているのにとどめているが、とにかく静か。近くで建設中だった新しいコンドミニアムもストップ。こんなに静かなのかと驚いている。
自宅はシンガポールの銀座にあたるサマセットに通じる道沿いにあるのだが、ここを走る車がバンとトラック、そして配達であろうバイクくらいである。昼間であれば平日であれ週末であれ相当数の車が走っているのだが、写真のとおりまばらなのだ。
人がほとんどいない状態はイギリスやアメリカのNY市、イタリアなどでもニュースで報じられているので身近で体験中となる。
公共の場での活動について、実際に逮捕例がちらほらではじめている。HPBで食事をしていたシンガポール人が昨日逮捕されている。もっとも、この例ではrefusedしたことが原因だと思われるが。
ただ、シンガポール政府は封じ込めを徹底するために、規則の強化と罰則の引き上げを検討しているのは既報のとおり。
その頃、日本は…
そんなシンガポールと対照的なのが日本。Yahooニュースは普段みないのだが、Twitterを見て仰天した。まず、出勤風景が相変わらずである。
人通りが減ると書いてあるが、シンガポールの政策からは考えられない密度だと思う。マスク率が高いのが唯一の救いかもしれないが、リー首相の演説後は、シンガポールもほぼみんなマスクをしている。
これに加えて驚いたのがこちら。
パチンコ屋は密閉された空間で隣との距離が短い上にもともと空気が淀んでいるから、このご時世に行くのは自殺行為である。
イタリアは2月半ばに中国からの国境閉鎖、2月末には戒厳令を引いたが、1月には武漢肺炎は蔓延していて死者数を1万人以上出した。イタリアでこれだけ死者数が多い理由に高齢者の割合が多いことをあげている記事が多いのだが、そのイタリアですら日本よりも高齢者の割合は低い。
言い換えてみると行動規制を敷いておらず、高齢者の割合の高い日本でパンデミックが起きたらどうなるのだろうか。
武漢では公式の死者数が2,500名足らずだが、当地が混乱していたため正確な人数は算出できておらず、巻き込まれ型-肺炎対応で適切な処置ができず死亡した人を合わせると公称の10倍だと言われている。
一部報道のようにBCGが効果があったとしても、感染者の母数が大きくなれば死者も増える。日本はこのままだらだらとやっていると、特効薬開発前に数万人規模で死亡者が出るのではないかと心配する今日このごろです。
コメント