上海生活を便利にいろいろなサービス
中国に外国資本が入るとき、ほとんどの企業は上海でサービスを開始する。日本の企業が展開するときも、上海から始まることが多い。デリバリーサービスから、お手伝いさんまでいろいろなサービスあるが、日本でも展開されていて中国で使うと特に便利なサービスをご紹介。
1.ダスキン
中国で逃れられないもの、それはホコリ。
空気中を漂うPM2.5は窓を締め切ればなんとか逃げ切れる。しかし、バブル真っ最中の中国では、各地で建設ラッシュが続いている。これに、車の排気や階上の住民が撒き散らすゴミが舞い散るなど、ホコリとは切っても切れない関係にある。不思議なのは家を閉めきって、空気清浄機を回してもなぜか家の中がホコリっぽくなる。
そんな中国で、毎回掃除機をかけるのは一苦労である。おまけに、中国で販売されている掃除機は古い形をしたものが多く、使い勝手が最悪だ。そんなとき、ダスキンのお掃除3点セットが非常に便利。
料金システムはとてもかんたん。クリーナーは家電扱いなので買い取りだが、モップは4週間に1度新しいものと交換してくれる。このモップを届けてくれる人がうちの場合、おばちゃんなのだが必ず前日に電話くれて調整してくれるのでとても大助かりだ。
毎回掃除した後にクリーナーできれいにしているのだが、モップ交換すると明らかに色がくすんでいるのがわかる。それだけ上海はほこりっぽいようだ。
- デポジット:初回100RMB(利用を止めたら返金)
- 契約期間:月単位
- 月額:100RMB(大小モップセット)
- 無料お試し:有(2週間)
- 日本語:可
2.アクア
中国に限らず、海外の水道水は飲めない。これは常識。
ところが、飲めないだけならいいのだが、匂いや濁りがあるのだ。どうやら、中国の水道局の浄化機能があまりよくないことにくわえて、劣化した水道管や古いままのマンションの貯水塔、メンテナンスされていない錆びた水道管など複数のトラップがあるためだ。ためしに、給湯器から出てくるお湯をバスタブに貯めて見てほしい。きっと色が付いているはずだ(わが家の場合、黄色だった)。
そんな水で歯磨きや、シャワーを浴びるとスッキリするどころか、不愉快のあまり不快指数が上昇待ったなしである。そんな水道水事情を解決してくれるのが、浄水器で有名(?)なアクア。
- デポジット:初回1,000RMB(利用を止めたら返金)
- 契約期間:月単位
- 月額:250RMB~(バス用浄水器)
- 無料お試し:有(4週間)
- 日本語:可
レンタルする機種(用途ごとに浄水能力が異なる)ごとに金額が違う。どのみち、レンタル前に説明してくれるので事前に確認するといいだろう。なお、法人名義の領収書が不要であれば、一定期間ごとにキックバックがある。
3.泉の音
中国生活で一番問題になるのが水。日本や数か国のぞいて、基本硬水(ミネラルが豊富)が多い。硬水と軟水の差は次の記事が参考になる。
水が変わるとどうなるのか?どういう影響がでるのか?であるが、かんたんに言えば硬水だとご飯がまずくなる(特に煮物など)。この点について、中国の米がどうしてまずいのか?どうしたら美味しいご飯が炊けるのか?を記事にしているので、こちらを見てほしい。
もともと飲めないので、煮沸消毒してものどごしが良くなく不愉快。おまけに、市販されている中国のミネラルウォーターは、硬水が基本なのでこれまたマズイ。
そこでオススメしたいのが、「泉の音」という軟水のお水を届けてくれるサービス。
- デポジット:初回100RMB(利用を止めたら返金)
- 契約期間:ボトル単位
- 金額:1ボトル 30RMB
- 無料お試し:なし
- 日本語:可
注意が必要なのが、このサービスはボトルに入った水を提供するだけだという点。飲水機(ウオーターサーバー)は別途調達する必要がある(実はあるのだが、市販と比べるとやたらと高い)。電気屋に行けば200RMB程度で売っているので、これと組み合わせればok。
なお、ミネラルウォーターのボトルは、業界標準の統一規格があるようで、どのメーカの飲水機を買ってもいい。
どのくらい注文すればいいのか?であるが、目安として2人で一ヶ月あたり5~6ボトル(1ボトル18リットルなので、90~108リットル)くらい。わがやでは、飲水はもちろん、スープや煮物、炊飯でもこの水を使い、歯磨きにも使っている。
また、外出時にはこれを魔法瓶に入れて持ち歩いているので、一般家庭よりも消費量が多いかもしれない。なお、魔法瓶は別記事で紹介しているタイガー製がおすすめしたい。軽くて丈夫なので、破壊要素が多い中国生活にはおすすめである。
みなさんの中国赴任生活の参考になれば幸いだ。
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