ネットで最近目にするコメント-『Apple製品が使いづらい』。私も以前はiPhoneを個人と会社で持ち歩いていた。しかし、ここ2~3年はHuawei一体だけにしている。
理由は3つ。
- カメラ性能が他社製がいい
- デュアルSIMができない
- Apple IDが複数アカウント併用できない
カメラ性能
Apple 8前後まではiPhoneのカメラ性能は圧倒的で、静止画であればフォーカスがすばやく、暗所撮影でもそれなりに撮影でき、動画であれば手ブレ補正秀逸だった。当時のAndroidでHTCやSonyを使ってみたが、静止画はもちろん、動画撮影するとiPhoneには勝てなかった。
この状況を大きく変えたのがHuawei。2018年に投入されたP20 Proはライカ社と共同開発したカメラを搭載しており、ビビッドカラーの写真が手軽に撮影できる。
当時としては画期的な3レンズカメラを搭載。AIによる自動補正の秀逸さも加わり、DxOMarkでトップに躍り出た。iPhoneも半年ほど遅れてiPhone XSを投入したがランキングで逆転できなかった。
その後、HuaweiはP30 Proを翌年に投入、DxOMarkでiPhone製品を引き離した。今でも同社のランキングではiPhoneは同一価格帯の他社製品と比べても1周り引き離されている。
ちょうどこの頃から子どもの寝顔を撮るためにApple製品とHuawei製品を比べていたのだが、Huaweiに結局落ち着いた。米中貿易戦争でHuaweiが苦境に陥っているが、Googleと再開にこぎつけるHuaweiシナリオまたはXiaomiの独断場を予想している。
デュアルSIMができない
同じ国または地域にずっといる場合は気にならないが、国境を行ったり来たりや用途に分けてSIMを複数持っている場合、SIMの数だけ複数台端末を持ち歩くのは正直メンドウである。
一部地域(中国/香港/澳門)向けには2枚物理SIMをサポートするモデルがあるのだが、割高な上に個人輸入でしか手に入らない。
AndroidではデュアルSIMは昔からポピュラーな機能で、高性能モデルであればほとんどがデュアルSIMサポートしている。その上、デュアルSIM-デュアルVoLTE(DSDV)がサポートされるので2回線ともに4Gで待受ができる。
余談だが、HuaweiはデュアルSIMに対応してデュアルアプリ機能がある。これはSIM1側のWhatsApp、SIM2側にもWhatsAppを作れる。仕事用とプライベート用で完全に切り離す場合にはとても便利。マルチユーザ機能がiPhoneにはないので、デュアルSIMを手に入れてもこのやり方は使えない。
Apple IDが複数アカウント併用できない
一番致命的なのは、こちら。App Store(というかApple ID)が1つの国や地域にいることを前提としたシステム設計されていること。Apple IDも”一応”国変更する仕組みは持っているのだが、変更前の国や地域でサブスクリプションや残高が残っている場合は変更できない(この点はAndroidも同じだが運用方法が異なる)。
国や地域ごとにアカウントを作成すると、アプリを探したり更新するたびに『国1アカウントをサインアウト→国2アカウントでサインイン→更新完了後、国2アカウントをサインアウト→国1アカウントでサインイン』といったメンドウな手順を踏まないといけない。
おまけに新しいアカウントは標準で2段階認証が付与されているので余計にメンドウなのだ。
この点、AndroidはGoogle Play上で複数アカウントが共存、同時運用ができる。
私の場合、日本向けアプリ(主に震災速報など)と中国向けアプリ(WeChatやTIMなど)に加えて、シンガポール周辺国向けアプリ(Grabなど)を併用しているので、iPhoneを使うことにメリットを見いだせなくなってしまった。
iPhoneはメンドウだよね~と思う方、これを機会にAndoroidへ乗り換え検討されてはいかがだろうか?
コメント