支付宝で全裸に愛人募集が続々
支付宝が11月27日にリリースした新機能に”圈子”(サークル)という機能があったのだが、注目が集まりすぎたため頓挫した。
中国製貢物フレームワーク
この機能は、支付宝の支払い機能を使って人気サークルの主催者に寄付ができるというもの。ニコ生の視聴者もニコ生主に援助やプレゼントするが、この部分を支付宝がフレームワークとして提供する画期的なもの…のはずだった。
こういう世界で寄付をする人は一定割合である。そのため収入を上げるには、視聴者数の底上げがポイントとなる。そのためYoutubeやニコ生で起きたのと同様で、中身が過激化するという『この道はいつか来た道』状態になる。
リリースから1日も経たずして、過激な写真(ほぼ全裸)や煽り文句(愛人にしてくれる人募集など)に満ちあふれ、各ニュースサイトはこぞって取り上げるというお祭り状態になった。
DeNAのWELQ(ウェルク)問題に例えるならば、メガバンクが個人ローンの別会社を作ってグレーゾーン金利で一儲けするのに近い。おまけに、”参加できるのは女性のみ”で、”コメントをつけられるのは750ポイント以上の男性に限る”という愛人バータ的な機能仕様が火に油を注いでしまった。
支付宝の三日天下
習近平が掲げるネットの健全化に真っ向から挑戦状を叩きつける勇ましい機能であるが、ガソリンをかけたキャンプファイヤーのごとく大炎上したため、支付宝のトップが鎮火作業に走り回った。この点でもWELQ(ウェルク)問題にそっくりである。
趣旨は以下の通り。
- 法に抵触しかねないサークルはすべて即解散
- 悪意で画像投稿をしたユーザはアカウントロックした上、登録を受け付けない
- サークルの整理を実施
- 意見は引き続き受け付ける
- 所有打擦边球嫌疑的圈子立刻解散
- 恶意发布突破底线图片的用户永久封号并永久不能注册
- 团队内部讨论整顿。想清楚并写下来,我们要什么不要什么,严格执行
- 请大家继续鞭笞
本機能で遊ぼうとしたのだが、トライした当日(11月30日)には、処置済みだったため遊べなかった。うぐぐ。
しかし、このような機能が話題になり、カネになることが判明した以上、第2弾・第3弾が出てくるのが中国。今後も粘り強くウオッチしていきたい。
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