シンガポールに来ると思うこと。それは、台湾や香港と同じで、何をやったらアウトで、罰則(結果)がとても明確なこと。そして、罰則を通してルールを定着化させるプロセスが早いということだ。
タイでも見かけるが、ホテルに行くとこんなメッセージが書いてある。
No Smoking, No Durians (禁止抽烟,禁止榴莲)
Fine $500 (罚款 $500)
『これをやったら、こうなる』がとても明快だ。
道を歩いているとこんなメッセージを受け取ることがある。こちらもとても明快である。
<Message from NEA> Dear visitor, please note that Orchard Road Precinct is now a No Smoking Zone. Offenders may face a composition fine of $200, or up to the maximum court fine of $1,000. Visit http://bit.ly/NSZST for the Designated Smoking Areas. <Reply UNSUB to opt out>
意訳:オチャード通りは現在禁煙区域になっています。違反者は200SGドル(約16,000円)から最高1,000SGドル(約80,000円)の罰金を受けます。
日本は健康促進のためにと言いつつ、長いこと公共施設での喫煙を放置してきた。JT(日本たばこ産業株式会社)やその取り巻きおよび税収にたかる組織がいるからだろう。中国が早々と路上喫煙を禁止、施行したのに比べると100年くらい遅れている感がある。
何よりも、路上喫煙の罰則が軽すぎる。
科料(刑罰)ではなく過料(行政上のペナルティ)の上、たったの2,000円。やる気あるんですか?
日本は受動喫煙など福祉周りでは、中国や華僑系の国から後進国と指差しされても文句言えないくらい遅れている。
今後、外国人を受け入れると空気を読んでねが難しくなる。前提条件が異なるからだ。そのためにも、どの罰則も今の100倍くらいにして徹底運用をしたらいいのではないかと思うのだが、いかがだろうか?
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