武漢肺炎が中国外で蔓延したころから囁かれているBCG効果説。某ジャーナリストがBCG効果で早期鎮火するとおっしゃっていたので軽く確認。
日本の緊急事態宣言はザル
元ネタはこちら。
この方が否定する『自粛が功を奏した』は同感。ただ、当サイトでも散々指定している通りザルだから功を奏するわけがないという点が異なる。
しかし、以下が引っかかる。
これについて世界中で、毎日のように論文が発表されている。そのほとんどは査読前の論文なので、今の段階で確たることはいえないが、BCG接種を義務づけている国の新型コロナ死亡率が低いという相関関係は統計的に有意だという結果が多い。
本当かな?と。
海外赴任する場合、事前に予防接種を受けるのが一般にすすめられる。同時に乳児や未就学児を帯同の海外赴任者向けに情報をまとめている病院が多数ある。このうちよくまとめられているトヨタ記念病院のデータと死亡数をつきあわせてみた。
BCG義務と死亡者数
まず義務の有無について対比してみよう。
人口100万人あたりの死者数は5月2日までのもの。同じヨーロッパ大陸にある国でも、義務化されていないドイツ・デンマークとオランダ、イタリア、スペインでもこんなに差が出ている。
一方で義務化されている日本や中国、ポルトガルでも死者数が2桁も異なる。
あれ。ダメじゃないですか…。
接種株と死亡者数
実は義務化されていないが、みんな自腹で接種または地方政府が推奨しているんだよ!(要は実質義務化)というパターンもあるかもしれない。
そこでアメリカ国立衛生研究所がまとめている各地域で推奨されているBCG接種株と死亡者数を見比べてみる。
先述と同じでポルトガルと日本、中国でやはり2桁差。同じB型(デンマーク型)でも、同じヨーロッパ大陸にあるスペイン、フランスとデンマークで5倍差。島国のイギリスと大陸から離れたノルウェー・フィンランドの差が1桁も違う。
池田信夫先生、いい加減過ぎますぞ。
Stay At Home
BCG接種しているから安全!という確固たる情報は未だにない。特効薬もしっかりした治療法もない。つまるところ、よくわからない疫病が伝染していることには変わりがない。
結局、Stay Homeしようね!が一番なのではないだろうか。
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