ゴルゴ13で学ぶ海外安全対策

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日本の官公庁は唐突な企画をするのが好きなのだが、その中でも固そうな外務省がゴルゴ13を使ったキャンペーンを展開しているのでご紹介。

ストーリーは海外に渡航する日本人増加に対応して、外務省がある依頼をする…というもの。メールタイトルもこの筋書き含めた内容もとても特異なので、フィッシングメールかと思ったくらいである。

ちなみに、あらすじは以下のとおり。

【あらすじ】
この数年,テロが中東や北アフリカのみならず,欧米やアジアに拡散し,今や在外邦人もテロの標的になっている。このような状況下,外務大臣は在外邦人の安全対策のためにデューク東郷(ゴルゴ13)に協力を要請。
ゴルゴは大臣の命を受け,世界各国の在外邦人に対して,「最低限必要な安全対策」を指南するための任務を開始した…。

ちなみに、ゴルゴ13は私も大好きで、よく読む。ただ、このあらすじに若干違和感を感じた。と、言うのもゴルゴ13は基本、攻撃的な依頼は受けても、防御的な依頼は基本受けないのがオリジナルキャラなのだ。

ボディーガード任務の依頼は、基本的に引き受けない。一度だけ、五島秀之なる人物の護衛を行った事があるが、この人物はゴルゴの実父の可能性が指摘されている(『蒼狼漂う果て』)。ただし、「○○を狙ってくる者の排除」といった表現で、ボディーガード的な役割を果たす事もあるが、請け負うのはターゲットの排除であり、依頼者の命を守る事は任務の範囲外である。

ゴルゴ13 (架空の人物)

ちなみに、特設ページには、すでに1話と2話がアップロードされている。1話を読んでみたのだが、冒頭から違和感満載である。

ゴルゴ13は基本、いつの間にか依頼人の近くに…または、外へ呼び出して…というパターンが多い。自身の安全の確保をするためである。相手の本拠地に正門から堂々と乗り込むのは、あまり見たことがない。

まだまだ続く。なんかやたらと文字が多いのである。

途中から外務省の安全情報への誘導が入るので、どうしても字だらけになってしまうのだろう。ただ、それでもこうやって興味を引く方法で、安全情報の啓蒙活動するのは、とてもいい試みである。

ちなみに、今回のこの特設ページのためにバナーも用意するほどの気合を入れている。頑張れゴルゴ13、頑張れ外務省である。