VPNとインターネット

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その名も『どこでも日本』

インターネットとVPN

ITの世界は日進月歩で、企業向け機器が個人向けに安価にマーケットに出るのも早い。今回は、そんな機器をご紹介。

VPNとは何か

本サイトでは、中国でVPNを使うやり方を取り上げているが、念のためVPNについて再度復習してみよう。

VPNはVirtual Private Networkの頭文字を並べた略称で、社内や自宅など特定のネットワークに、インターネットなど公衆回線経由で接続する方法である。

インターネットとVPN

少し前までは、企業が毎月多額の費用を払って、個別に専用回線を敷設、拠点間を接続していた。VPNは、この方法との対比になる。今でも、銀行や証券会社などセキュリティが厳しい会社では、専用回線を使っている。

VPNのメリットについて

当初は、異なる拠点間を接続するのが主要な目的で誕生した方法だが、特定のネットワークに接続できることから別の利用目的が出てきた。それが本サイトでも紹介する中国ネットワーク規制などを回避するバイパスとして使う方法だ。

中国やロシア、アラブ首長国連邦などでは自由なネットワークアクセスができない。政府の規制があるためだ。そこで手持ちのパソコンやスマホなどの端末をあたかも別のネットワークに接続した状態にすることで、規制を回避するのだ。

ソフトVPNかハードVPNか

このVPNで国や地域ごとの規制を回避する方法だが、ソフトを使う方法とハードを使う方法がある。それぞれのメリットを見ていく。

ソフトVPN

インターネットとVPN

ソフトVPNは、特殊なハードウェアを使わずに、ソフトウェアだけでVPN接続を実現する方法である。当サイトでよく取り上げているのが、この方法だ。

このやり方のメリットは、ハードウェアを使わないためいろいろなプラットフォーム(パソコンやスマホなど)で使えることだ。個人がよく使うVPNのほとんどがこのタイプであろう。ソフトウェアさえあれば実現できるので、気軽に始められるのがポイントだ。

ソフトVPNについては、個別に記事があるのでそちらを見ていただきたい。

中国おすすめVPN(2016年版)

ハードVPN

この方法のメリットは、すでに専用のハードウェアがあるため、ソフトVPNを使えないデバイスでも利用ができることだ。また、ハードVPNは特定の接続を想定しているので、サポートがしやすいメリットもある。

そんな中、コンピュータ機器販売の大手であるプラネックスから面白い商品が販売された。商品名がすごい。その名も『どこでも日本 MHC01』である。

インターネットとVPN

商品の説明文が特定の国家や地域を念頭に置いたものになっている。

海外ではインターネットを日本と同じようには使えない国や、一部のサイトに制限をかけるホテルがあり、それらの地域やシステムでのインターネット利用にはVPN(Virtual Private Network)接続を利用するのが主流です。

ここまでは本サイトでも繰り返し言っている内容である。さらに続けて…

これによって従来はGmail、Twitter、Facebook、LINEなどが使うことが出来なかった地域や国、システムでも利用可能になります。

とある。FacebookやTwitterはともかく、GmailやLINEも規制しているのは、『中国と北朝鮮』くらいである。プラネックスすごいぞ!

使い方はかんたんで、親機を日本国内(おそらく他の国-アメリカなど-)に設置し、子機を持って該当地域で利用するというものだ。

インターネットとVPN

実家が日本にあってネットワークがある場合や、単身で中国に赴任している場合などはこの機器を使うと設定が不要になるので、だいぶ楽になるだろう。

興味がある方はぜひトライしてみていただきたい。

コメント

  1. クニ より:

    本製品を使っております。使用感ですが
    ・接続速度が遅い
    ・子機が熱を持つ
    の2点が問題になっております。
    対策ですが
    ①接続速度が遅いは日本の自宅回線がくそ遅いYahoo BB ADSL 12Mのせいだと諦めて使用しています。
    ②子機が熱を持つは常時コンセント接続していると相当高温になるため機械寿命に影響があるかもしれません。そこでタイマーコンセントを使用し、深夜帯(AM2:00-6:00)に電源OFFになるようにして運用しています。
    気休めかもしれませんが長く持つと良いのですが…

    プラネックスの「どこでも日本」ですが、シリーズ化されているのか「どこでも日本VPN」というものまで販売してきました。
    https://www.planex.co.jp/products/mhc-vm1/
    「どこでも日本」に比べ本体料金と年契約接続料が少し高額ですが、これでプラネックスは「ハードVPN」と「ソフトVPN」の両方を揃えたことになります。

    特定国在住者に対するニッチな産業で有るにもかかわらず、プラネックスの力の入れようは何かあるのでしょうか。
    私としては低速でもVPN無しにパッと使えるのは嬉しいのですが(笑)

    • 鳳梨de中國 より:

      クニさん

      プラネックス自体,ライトユーザ向けの製品が主としていますので,速度はともかくとしてこういう製品を出していることはとても便利でユーザフレンドリーだと感じます。
      ただ,初期投資が掛かる上に2年目以降は利用料が掛かって来るので長期スパンで見ないと元が取れないですね。
      #ソフトVPNみたいに切り替えができるわけでもなし…。
      個人的にはプラネックスも生産は委託先(そして、それはおそらく中国)にいるから開発したのかもしれません(笑)