上海で味わえる北朝鮮
北朝鮮の外貨獲得手段として有名なのは松茸や朝鮮人参などの農作物、ミサイルなどの軍事技術である。しかし、もう1つ重要な手段がある。それは労働者の輸出だ。上海にもその拠点である北朝鮮レストランがある。見に行ってきたのでご紹介。
場所
このレストランは、ホテルの中にある。ホテル名は建国賓館。ここにも以前は怪しげなサウナやマッサージ屋があったのだが消えている模様。このホテルへは徐家匯駅から上海体育館に向かって10分ほど歩くと左手にある。
ホテルに入って3階へ上がると、日本料理の伊藤屋があってそこの奥手にある。入口の近くに大きな表示があるので間違えることはない。チマチョゴリを来た女性がお出迎えしてくれる。
価格とシステム
各スタッフは流暢でないながらも中国語がしゃべれる。一部スタッフは日本語がしゃべれるらしいのだが、定かではない。いずれにしても、メニューは日中英の3ヶ国語あるので、指差しでも問題ないはず。
今回、2人で頼んで500RMB前後(約1万円)。何を頼んだのかはよく覚えていない。ただ、店員がひたすら一生懸命に薦めてくる。1人あたりの単価が一定数届かなかったら処刑されてしまうのだろうか?と思うと、断りきれなかった。
ショータイム
このレストランの特徴はショータイムである。7時30分頃から始まる。給仕しながらこのショーを全員でこなす。このテキパキぶりはスゴイ。各スタッフ共にとかく手際がいいのだ。
歌あり、踊りあり
韓国(?)太鼓あり
琴の生演奏ありと盛りだくさん。どことなく昭和のキャバレーを彷彿とする感じではあるが(もっとも私は行ったことがない)、エンターテイメントの少ない上海においては、三本の指にはいるレベルだ。
場所と電話番号は上記の通り。領収書やカードもokだが、金曜の夜などはほぼ満席だったので、予約してから行くことをおすすめする。
コメント
クニさん
毎々ありがとうございます。
このレストラン2点ほど残念です。
1.将軍様の肖像がない(これはガッカリ)
2.愛国バッチを付けていない(2度目のガッカリ)
というわけで、ショーを見るためだけに行くのをおすすめしたいです。
そういえば10年前に上海で留学していたときに他校に転校した友人がクラスメートに北朝鮮出身の子が居ると言ってました。
上海は多国籍な分いろんなニーズがあるんですね。
たぶん店員一人ひとりに課せられた来店客最低消費額を達成しないと無慈悲な制裁が下るのかもしれませんね。
ちなみに将軍様の写真は飾っておられましたか?