欧米風中華製品に要注意

海外よもやま話
この記事は約3分で読めます。

年末になると福袋のニュースをチェックするのが楽しい。私は買わないが、買った人の喜怒哀楽がとてもおもしろいのである。その時気になったことがあるのでメモする。

毎年盛り上がるのが、ヨドバシカメラとビッグカメラの福袋である。たまたま福袋の情報サイトを見て気になるものを見つけた。それは、ヨドバシカメラの「バラエティ家電の夢」(税込み10,000円)である。箱にはメイン商品の写真が載せてある。

この商品をヨドバシカメラ.com上で検索すると、この商品のようだ。気になったのは、購入した人のコメントである。あまりにもひどい。一部抜粋すると…

動作は他のコメントにもあるように、相当なアホゥと思います。物にはガンガンぶつかるし、ちょっとの段差でひっかかるし、変な所でグルグル回る

掃除ロボのコア技術は、障害物を避けながら走行可能範囲を特定すること、そしてその範囲をまんべんなく走行するというロジックである。ところが、コメントを見る限りAIが付加価値を産まないゴミ商品のようだ。さらに、続けて…

4か月後の8月になると、ある日突然バッテリーが5分未満しかもたなくなり、修理に出しました。

エコバックスさんの回答:

  • バッテリー・マザーボードに異常無し
  • 部品交換無し・清掃して終了

との事でしたが、戻ってきたらバッテリーは初期のように30分ももつように。絶対バッテリー交換してるだろ?笑

4ヶ月でバッテリーが正常に戻らないほど品質が悪い。バッテリーは2~3年持つのが期待されるが、性能は半分以下である。会社にもコメントは続いており…

8か月後の2016年4月、また症状(バッテリー5分病)が再発しました。再度電話すると、前回はこっそりバッテリーを交換していたとの事。
自分も精密機器の修理屋なんですが、顧客に伝えず、こっそり部品交換なんてまず有りえないです。

人命に関わるわけではないが、こっそり修理をやるのは誠実さに欠ける。ここで、もしや中国企業か韓国企業か?と疑念。

製造元は”ECOVACS”というメーカ。どこだよ?と思いつつ企業サイトを探してみると、公式サイトが見つかった。

エコバックスジャパン 公式ホームページ -ECOVACS ROBOTICS- 家庭用ロボットメーカー

日本法人があるようだが、Global Headquarters(本社)を見ると…

18 Youxiang Road, Wuzhong Suzhou, Jiangsu Province, China

思わず納得。中国語名が「科沃斯电器有限公司 」らしく百度にも載っている。Wikipediaで検索しても出てこないので、お察しくださいではあるが。こんなアホゥなロボしか作れないのに”家庭服务机器人”や”商用机器人”を作っている模様。恐ろしい。

中国も韓国も商売に長けた人は多いのだが、地道な研究や開発の基礎となる信念を持ったエンジニアに出会ったことがない。今後、中国企業の海外進出に伴って似たような欧米風中華製品が市場にたくさん出回ると思うが”安物買いの銭失い”にならないよう気をつけてほしい。

コメント

  1. 鳳梨de中國 より:

    hanguimasayukiさん

    コメントありがとうございます。
    ただ,中国は国土が広く人口が多いので,侮れません。
    どうしようもない人が絶対人口数が多いので多数いるのも確かなのですが,驚くほど優秀な人も多いのも事実です。
    そのうち天才的な人が現れて…なんてことはあるかもしれません。

  2. hanguimasayuki より:

    中国人が、ロケットを打ち上げる技術が有るとは今でも思いません。(その昔、中国滞在者)

タイトルとURLをコピーしました