中国政府の一人っ子政策撤回にともない、今まで無料だった避妊用具の適用に加えて、避妊用具摘出が無料になったようだ。
当局が進めてきた一人っ子政策は、単に禁止するだけではなかった。よく知られているのは、2人目以降に罰則を設けるムチの部分。しかし、それ以外にも以下のようなものがあった。
- 国家指定の無料コンドーム配布
- 出産済み女性に対する避妊用具(IUD)の推奨
特に2番目の避妊用具(IUD)については、各地区の衛生計生委員会が指定する病院でつけると報奨金を出すなどアメの部分もあった。報奨金といっても100元程度ではあるが、おこづかい程度にはなる。
各地区の衛生計生委員会サイトを見ると、なるほど摘出が無料になっている。
- 放置宫内节育器(IUD)
- 取出宫内节育器(IUD)
従前のIUDは政府が報奨金を出す手前、かんたんに外せないような構造になっていたようだ。同じ人が何度も応募してくるのを防ぐ目的もあっただろう。メディアではこのことを取り上げている。
今までは一人っ子政策の一環で、堕胎手術も無料だった中国。政策の撤回で、今後は有料化されることも予想される。そうすると次の社会現象はシンママ・シンパパだったりするのではないだろうか?
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