中国当局、有害情報の浄化強化へ

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情報統制強化へ

中国のネットワーク管理当局が、ネット上にあふれる有害情報の浄化を強化すると表明。中国インターネットは海外サイトやサービスから分離され、ほぼイントラネット化しているが、さらに強化される。

新華社電によると、弁公室幹部は最近開かれた会議で、有害な書き込みは「ネット世論を破壊する」として、「浄化」を訴えた。さらに、国家の安全を危うくする情報を盛り込んだり、「社会主義制度」「国家利益」を批判したりした書き込みの削除などに力を入れるよう求めた。

中国当局「有害情報の浄化が必要」 ネット書き込み検閲強化へ 「社会主義制度」「国家利益」批判する投稿の削除に注力 – 産経ニュース

目的は明白なのだが、この方法は新しい問題を引き起こすだろう。

情報規制の方法と特徴

中国当局、有害情報の浄化強化へ

情報規制の方法として、ホワイトリスト方式とブラックリスト方式がある。それぞれの違いは以下のとおりだ。

  • ホワイトリスト方式…アクセス許可した一覧を作成し、その他を禁止する方法。企業で特に規制をかけているネットワークでよく使われる。
  • ブラックリスト方式…一般にアクセスを許可し、その一部を禁止する方法。

ホワイトリストとは|ホワイトリスティング|white list|WL – 意味/定義 : IT用語辞典

アクセスを許可するサイトと禁止するサイトの比率にもよるが、一般にブラックリスト方式が採用される。理由は、ネット上のすべてのサイトをチェックすることは不可能であるし、普通は許可されるサイトは禁止されるサイトよりも多いので、アクセスチェックするサーバ負担を軽減させるためだ。

金盾とその挙動

中国当局、有害情報の浄化強化へ

中国の金盾は、挙動を見る限りブラックリスト方式である。アクセス許可しているサイトが禁止しているサイト・サービスより少ないなのにだ。

中国とネット規制 – 概要

おまけに、習近平登場後、禁止するサイト・サービスは増加の一途。中国のソフトウェアレベルと言うのは正直低い。これは、エンジニアがエンジニアを続けるのにあまり適した環境ではないことや中国の規制により正常な検索が機能していないことも多い。もともと品質の低い金盾がさらに動作劣化し、ネット速度の低下や接続の不安定さが増すのは避けられない。

当局は一層のこと、中国国内のサイト以外は、すべて禁止するホワイトリスト方式に変えてみてはいかがだろうか?