中国赴任!部屋探しで確認するべき7項目

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どうやって部屋を選ぶべきなのか?

中国赴任が決まると多くの人は、事前に職場見学と部屋探しを始めるだろう。日本だと家賃が高い部屋=いい部屋だと考えていい。しかし、中国ではそうとは限らない。単にあなたがぼったくられている可能性もあるからだ(高確率でその通りなのだが…)。そこで、中国の部屋選びで注意するべき7項目を紹介する。

中国全土に共通すること

中国は国土が広く、多民族が共存する国家だ。地方ごとにいろいろ特徴を持っている。地方が異なれば、ルールも異なる。しかし、共通する項目もある。

礼金不要、敷金は基本戻る

日本では最近増えたものの、商習慣として残る礼金。場所によっては礼金2ヶ月などあるが、中国ではそういうものはない。逆に言えば、礼金がないのでハウスクリーニングなどは入居者が自前でやると思ったほうがいい。高額物件などでは、それをコミコミでやることもあるが、それは例外だ。また、敷金は基本戻る。一般に、雑費(未払の水道光熱費やインターネット回線の解約など)を差し引いた分が戻ると考えればいい。

ほとんどの場合、会社借り上げなので気にしなくてもいいのだが、トラブル防止のため覚えておくと便利。

断熱材や防音対策などは少ない

日本ではマンションでも断熱材を敷き詰めて、窓ガラスなどは防音加工、露結加工されたものが一般的。しかし、中国ではそういう内装自体が大家の気分次第で、同じマンションでも住み心地がかなり差が出る。

家具・家電が付いている

日本の賃貸は部屋だけの貸し出しで、退去時に原状回復が一般的。中国の物件は、家具が一式、家電も揃った状態での入居となる。手ぶらで入居が可能だが、自分にあった生活周りを見つけるのは難しいかもしれない。

部屋探しで気をつけたい7項目

では、実際に部屋探しをするとき、気をつけたいポイントをあげていく。自身の経験に基づいているので、地域のかたより(私は華東、華南のみ)があるかもしれないが、参考になれば幸いだ。どれも仲介業者や大家任せにするのではなく、実際に自身の手で確認するのをオススメする。

1.水回り(特に排水)がスムーズであること

中国で一番経験しやすいトラブルの1つは水回りだ。私は以下のことを確認している。

  • 洗面台とお風呂に少し水をためてみて、抜いた時につまらないかどうか
  • ある程度トイレットペーパーをまるめてトイレに流してつまらないかどうか
  • 洗面台付近、お風呂の付近に排水口が設置されているかどうか、流れるかどうか

確認したつもりでも、入居後にトイレがつまって便器ごと交換してもらった経験がある。入居後に業者がやってきてガチャガチャやると正直つかれるので、入居前に解決しておきたい。

2.給湯器の湯量が十分かどうか

中国に来ると湯船につかってゆっくり…は難しいかもしれない。しかし、シャワーだけの場合でも、熱いお湯でたっぷりと洗いたいものだ。そのためにも、給湯器の湯量が十分かどうか確認する必要がある。

地方だとガス給湯器がなく、電気式の場合がある。その場合は、容量に要注意。途中までつかってお湯切れ…はシャレにならない。ガス式の場合でも、処理できる湯量が足りないと寒い思いをすることになる。

3.キッチンまわりの設備が正常か

中国で単身でも毎日外食というのは少ないはず。実際にキッチンを使おうとしたら使えない…というのは疲れてしまう。ちゃんと使えるかどうか確認したい。使用頻度の高い下記の機材は要注意。

  • ガスコンロ … 点火で必ず使う着火部分が摩耗していないかどうか
  • レンジフード … 油まみれになってないだろうか
  • 冷蔵庫 … たまに古いタイプで騒音発生器になっているものがあるので注意

大型のものは入居前に交換してもらうよう交渉した方がいい。

4.窓の外から侵入ができないかどうか

中国でよく泥棒や強盗が入りやすいのは、意外にも最上階またはその次の階である。これは、屋上が物干しスペースになっており、出入りが比較的自由になっており、そこからロープを垂らして入ってくるため。まるでスパイダーマンだ。

屋上から侵入する中国泥棒

映画のスパイダーマンは正義の味方だが、中国のはただの泥棒というところが違う。

また、あまどいや非常階段が隣にあったり、渡り廊下のような構造の場所はすべて避けたほうがいい。私の部下が15階に住んでいて、家財道具ごっそり盗まれるという経験を去年している。もちろん、低層階は論外だ。

5.騒音発生源のあるなし

マンションの近くに例えば以下のようなものがある場合、避けた方がいい。

  • 2車線以上ある交差点
  • 高速道路
  • 地下鉄の予定線
  • 建設中または作りかけのビルやマンション

日本と異なり、中国の工事現場は朝夕お構いなしだ。朝は7時から夜の10時まで、週末も関係なく工事をする。ゆっくり休みたいときに、隣に騒音発生器があったらたまらないだろう。道路については、交通マナーがアフリカ諸国並に悪いので、一日中クラクションの嵐になるので避けないと騒音に悩まされるだろう。また、工事中の場合、騒音問題に加えて、倒壊や爆発の危険性があるので注意したい。

建設中マンション倒壊

実際、建設中のマンションが倒壊したり、ビルが放火や爆発するという事故が後を絶たない。

6.近くに小区があること

小区は、昔からその地域にある居住地域で一般に低層階の住宅を指す。

上海小区

意外に思われるかもしれないが、こういう場所は住民が安定しているので、よそから来た人間がウロチョロしているとこっそり見ていたりする。また、地区ごとに自警団がいるため、こういう場所の近くは治安がいい。ただ、スラム街のようなところもあるので、ここは仲介業者経由で大家に確認するといい。

7.ドアが二重になっていること

これが一番重要。外から入られる心配がなければ、あとは正面突破されないようにドアが頑丈で、二重になっているのがいい。日本ではここ数年使われるようになったシリンダー鍵だが、中国ではかなり前から標準の鍵として使われている。それだけ泥棒が多いのだ。二重ドアのイメージはこういうもの。

頼りになる二重ドア

マンションによっては、各門と棟ごとに警備員と監視カメラがあると思う。しかし、これらはまったく信用出来ない。まず、警備員だが、彼らが窃盗団とグルになってごっそり盗難することもある。また、エレベーターにセキュリティカードが付与されていて、指定階以外止まらないというのもあるのだが、これもあてにならない。いつ壊れて放置されるかわからない上に、火災発生時にロックが正常に解錠されなければそのまま人間チャーシューのできあがりだ。

やはり物理的に二重ドアになっていて、丈夫な合わせ扉のほうが安全で信用できる。また、この手のドアは内側からロックをかけると、外から鍵を持っていても開けられないタイプが多い。家族が入ったあと、完全にロックすることで、就寝中もぐっすり眠れる。

まとめ

中国で内装や設備に問題がある場合、その修理や改装のために1週間業者が毎日出入りすることがある。それは、中国生活の上で、とても面倒なことだ。まずは、最低限の大型の設備に問題がないかどうかを確認して欲しい。その上で、自身を守るためのポイントがクリアできていれば、最低限クリアだろう。

高級物件でよく見かけるケーブルテレビやジムのあるなし、空気洗浄機などは、会社購入や大家に頼んだり、外ですますことができるので大きな問題にはならない。買い物の場所などは、デリバリーが発達している中国では代替案があるし、タクシーや社用車つかって買い物すればいいだけなので特に気にしなくてもいいと考える。自分と自分の家族を守るための方法を確認すること、それが一番重要だ。

皆さんの参考になれば幸いだ。