VPN Gateの無料VPNを中国で使う方法

シェアする

VPN Gateを中国でどうにか使う

VPN Gateの無料VPNを中国で使う方法

VPNサーバを運営するボランティアグループがある。日本の筑波大学が主催するVPNネットワークグループであるVPN Gateだ。無料で使えるありがたいVPNなのだが、これを中国で使えないのか方法を考えた。

VPN Gateとは?

VPN Gateは、SoftEtherの開発で有名な登大遊氏が所属する筑波大学が始めた学術系オープンネットワークである。独立行政法人 情報処理推進機構の未踏ソフトウェア創造事業でも採択される知る人ぞ知るソフトウェアだ。

VPN Gate 学術実験プロジェクトは、日本に所在する筑波大学における学術的な研究を目的として実施されているオンラインサービスです。本研究は、グローバルな分散型公開 VPN 中継サーバーに関する知見を得ることを目的としています。

VPN Gate の概要

本プロジェクトの詳細は、公式サイトを見るのがもっとも参考になる。しかし、サイト(ドメイン自体)が中国政府から規制されている。

VPN Gateの無料VPNを中国で使う方法

このプロジェクトの趣旨は、自由なネットワークアクセスを確保することで、社会全体の利益向上を目的としたものだ。

政府ファイアウォールによって過保護下にあった国内 Web サービス企業は、海外の Web サービス企業との公正な競争に巻き込まれることになり、長期的視点で見るとそれらの国内企業のサービスの品質の向上にもつながり、すべての人々がその利益を得ることになります。

2013年3月からサービスが開始したようだが、サービスインした当月から規制されている。中国共産党には、学術上の自由もないようである。このような学術発展をも阻害しかねない中国政府の過度な規制を懸念する声も上がり始めているようだ。たとえば、Googleには、学術論文の検索に特化した検索サービス「Google Scholar」がある。論文の世界では、もっとも早い登録がされるが、中国ではこれにすらアクセスができない。

公開サーバへの接続に必要なもの

さて、このプロジェクトは、VPNのプラットフォーム(SoftEther)と情報共有手段を公開しているだけで、VPNサーバを公開しているわけではない。そのため、公式サイトがブロックされていても、中国から同VPNを使うのに支障はない。ただ以下の2つ情報が必要だ。

  • VPNの接続ソフト(または手動設定)
  • 公開VPNサーバの一覧(サーバアドレス)

1.VPNの接続ソフト

VPN Gateに接続するためのソフトは、下記サイトからダウンロードが可能だ。ただし、不定期(または断続的)に中国政府が規制しているため、ダウンロードできるかどうかは運次第である。

ダウンロード – SoftEther VPN プロジェクト

もっとも、公式サイトではなくても、信頼できるサイトであればいい。たとえば、窓の杜などソフト系ライブラリサイトからダウンロードできるので、そちらを使えばいい。ソフトをダウンロードできれば、インストールはかんたんである。

厄介なのは、接続先のVPNサーバアドレスだ。

2.公開VPNサーバの一覧入手方法

VPNサーバの一覧は、VPN Gateの公式サイトで公開されている。どのサーバもユーザがボランティアで公開している世界中にあるVPNサーバだ。

VPN Gate 公開 VPN サーバー一覧

ただし、このページ自体も規制されており閲覧が不可能。

本プロジェクトでは、この規制を想定したミラーサーバが用意されているので、下記一覧を試してみて欲しい。

運良くミラーサイトを開くことができたら、まずはやることがある。

「VPN Gate ミラーサイト URL メール配信サービス」に申し込むことだ。これは、公開VPNサーバの一覧を、メール配信で毎日3回共有してくれるというありがたいサービスだ。つまり、公式サイトやミラーサーバが規制されても、メール越しにどういうVPNサーバが動いているのかがわかるのだ。

あとは、この一覧に基づいて、接続をすれば完了である。

VPN GateのVPNは結局どうなのか?

VPN Gateの無料VPNを中国で使う方法

これらのVPNサーバ情報はすべて公開されているために、中国政府の規制とのイタチごっこになる。すべてのサーバがブロックされる可能性は低いが、1つ1つボランティアサーバをチェックするのもかなり骨が折れる。この手間が厄介である。

また、ボランティアで提供されるVPNサーバなので、いつダウンするかはわからないし(間借りしている以上当然である)、パフォーマンスは保証されない。単純にサイトを閲覧したり、メッセンジャーでやり取りする程度であればいいが、YouTubeなどは正直厳しい。

結局、外出先で一時的に使うのであればいいのだが、常時使うのであれば他の方法を検討したほうがいいかもしれない。