国際結婚で難しくもおもしろいのは、習慣に限らず食卓に上る食事にもあらわれる。ずっと中国にいるとついつい普通になって見過ごしそうなものをご紹介。
紹介するのは山東煎餅(shandong jianbing)である。そのまま直訳すると山東省せんべいになる。ただし、原材料はせんべいが米でできているのに対して、この山東煎餅はとうもろこしからできている。
ぱっと見はクレープのように見えるが、クレープ生地と比べるとだいぶ硬い。パリパリしたせんべいが水を吸ってしなしなした感じが正しいかもしれない。
どう食べるのか?だが、北京ダックと同じやり方である。山東煎餅におかずを挟んでいく。家内の実家は山東省なのだが、この地域では長ネギをそのままくるっとくるむ。
これだけでは味が足りないので、必要に応じてじゃがいもをデンプン板にして作る粉皮などを追加する。粉皮自体も味がないので、醤油などで味付けをしてある。
あとはこれらを巻いておしまいである。あえて言うならば、中華風クレープであろうか。ただし、クレープのような甘味ではないが。
この味付け、私はあまり好きではない。北方の女性と結婚しておいて言うのもなんだが、いわゆる饅頭などもあまり好きではない。ちなみに、我が家でこの味付けが大好きなのはもう1人いて猫である。
一緒に食べているスープは普通の味噌汁なので、日本人からも中国人からも変な取り合わせのように見える…そんなわが家の食卓に乾杯。
コメント
じったさん
コメントありがとうございます。
その通りです。なので,猫にあげるのはこの皮の部分だけです。
とうもろこし原料なので特にもんだいないかな~と。
米线は最初僕も苦手でしたが食べられるようになりました。
もっとも,そうめんとかうどんとかの類があまり好きではないので付き合いでもなければ食べませんが…。
ウサギにネギやタマネギは危険と言いますが
猫も良くないのでは??
小麦とか穀物をどうやって食べるか
と言うところに知恵を絞ってるんでしょうが
僕も具の無い饅頭とかはなかなか馴染めないですね。
でも、出来たてはまだ食べられますね。
そんな自分は最近米線の美味しさに気づきました。