中国でVisaカードやMasterカードが消滅

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外貨流出が続く中国で、VisaカードやMasterカードが消滅する。外貨の国外逃亡にあの手この手でがんじがらめのようだ。

以前に取り上げたSPDBのJALクレジットカード(参考記事:中国赴任!中国でクレジットカード申請)が新規受付を停止している。きっかけは同記事へのuhhさんからのコメント。

JALの方に聞きましたが、原則発行しないことになってしまったようです。
ANAも発行停止ですから日本人向けのカードはもうないのかもしれません。

北京から上海に転勤してきた上司がこのクレジットカードを申請したところ、却下されてモヤモヤ。少し前からクレジットカードによる自己破産が増加しており、審査が厳格化していたのは知っていたが、どうも腑に落ちない。

そんな折にこんな記事を見かけた。

中国当局は特に二重通貨決済が可能なクレジットカードの利用に敏感になっており、中国人民銀行(中央銀行)は先月、二重通貨決済カードの発行自体をとりやめるよう各銀行に要請した。これにより現在銀行経由で発行されているVisaおよびMaster Cardは、有効用期限後は完全にUnion Payの管轄に切り替わる。

中国当局、海外資金流出に歯止め Visa、MasterをUnionPayに切り替え

JALクレジットカードの提携先はJCBなのだが、中国当局から見たら二重通貨決済できるカードにカテゴリされるので発行停止となったのではないだろうか。IMFのSDR入りで自由取引への期待が高まるところに冷水である。

海外法人でもらう人民元給与の使いみちがさらに狭まりそうである。

コメント

  1. toripass より:

    私も家内が中国人なんで日々、チャイナウォッチは欠かさずにしています。今の中国は、政権委譲是後から続く反日が苛烈を極めた頃と比べると、その目的が完全に迷走しています。反日への誘導は、中国的なロジックが背景にあるのでわかりやすく、行き着く先が決してソフトランディングで終わらぬのはわかっていたはずにも関わらず軌道修正することなく、抜け出れぬ迷宮に彷徨っています。レアア-ス、海洋進出、軍拡と経済的優位性を背景に必要以上に傲慢さを露呈し、日本や東南アジアは疎か遂には欧州や豪州にもそっぽを向かれつつあります。たぶん、これを解消する術を知っていてもあの国は何もせず更なる泥沼に填まり自滅すると推測しています。ただ、反中の連中が毎年、念仏の様に唱える中国崩壊論の様にはならぬと思っています。徐々に年数を重ね、更なる負の遺産を重ね自滅すると思っています。今はまだ余力があるので強気ですが、その足音は確実に近づいています。急激な崩壊は、日本にとっても望むものではありません。緩やかな崩壊こそが望むべくシナリオだと思っています。ただ、義父母のことを考えると少し複雑な気持ちになります。何より娘(孫)は血が繋がっています。国の体制は嫌えど住む者まで忌避する程、愚かではないと思えど心中は複雑になります…

  2. ちゃお より:

    >JALクレジットカードの提携先はJTB
    JTBではなく、JCBですね。
    銀聯とVISA/MASTER/JCBなどのブランドが並列していたカードの発行は禁止されたようです。そのため、銀聯だけ・・・とか、VISAだけ・・・というカードのみの発行になったようです。

    • 鳳梨de中國 より:

      ちゃおさん

      コメントいつもありがとうございます。
      ご指摘通りでJCBです。切腹相当のミスしていました(汗)
      外貨流出もあるんでしょうけれど,手数料などサービス費用の一元化もあるのかなと。
      ほとんどの中国人には銀聯だけあれば十分なのに,VisaやMasterつけるだけで維持費を加入者なり発行会社が支払うのも止めたいのかなぁ~と。

      • ちゃお より:

        そもそも並列カードも取り決めでは、中国国内は銀聯(人民元)、海外はVisa/Master/JCBでの決済(外貨⇒人民元)という取り決めで発行していたそうです。ただ、銀聯がこういった国際カード会社の慣例を破って、デビットカードとして海外でも使用できるようにしたので、これらの国際カード会社からの要請もあったのでしょう。とはいえ、当局側の判断としては、管理目的だとはおもいますけれどね。

        • 鳳梨de中國 より:

          ちゃおさん

          コメントありがとうございます。
          そんな取り決めがあったんですね…。情報ありがとうございます。
          最も,当の中国人から言わせれば海外で銀聯使えるなら敢えてVisaとか使う必要なかったでしょうから,余計に銀聯に集中しそうですね。

  3. ちゃお より:

    とはいえ、アメリカやヨーロッパでの旅行を考えると、銀聯が使える場所も限られますから、そういったところでVisa/Master/JCBなどが単体としての存在力を示したいところなのでしょう。その先には中国内での自社カード発行があるのでしょうが、こちらはまだ時間がかかりそうですね。