海外でタクシーに乗ったとき、なるべく運転手と話するよう心がけている。これは現地を知りマーケティングに活かしたいという高尚な考えから来ている…わけではなく、居眠り運転されて事故るのを避けたいためである。
つい先日、マレーシアで日本人選手を乗せた車が事故を起こして、運転手が死亡、選手他4人が大怪我を負っている。
https://www.channelnewsasia.com/news/asia/kento-momota-badminton-injured-accident-kl-malaysia-12257444
時間帯から考えて、居眠りか寝ぼけてたのか、車がいなくてスピードを出しすぎのどれかだろうと考えるし、実際そうだったのだろう。
タクシーの運転手はどの国でもさほど高収入ではない。そのため話の内容も大したことがないのだが、たまに面白い話も聞ける。それがタイトルの5C(s)である。この5Cで検索してみるとWikipediaに記事が載っているくらい有名。会食で聞いてみたら現地のシンガポール人も口を揃えて反応する。
Five Cs of Singapore - Wikipedia
5Cというのは
- Cash(現金)
- Car(車)
- Credit card(クレカ)
- Condominium(高級アパート)
- Country club(会員証)
なんてことはない、有车有房のシンガポール版。現金は(おそらく)結納金。タクシー運転手曰く『なんでシンガポール人女性が結婚しないのかって?そりゃ、考えてみろよ、コストが高すぎるのさ』とのこと。
中国では学区のためのマンションが必要はわかるが、シンガポールのコンドミニアムは最低1億円から始まるので難易度は中国大陸よりも高い。
かくしてシンガポールは移民政策と多民族国家を選択せざるを得ないのかもしれない。
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