ビジネス・トラック-短期出張目的-の申請について

シンガポール
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新型コロナウイルス(Covid-19)こと武漢肺炎。欧米日では第3波、シンガポールの隣国マレーシアやインドネシアでも第2波で混沌が続く。そんな中、出張でシンガポールに来る場合、どんな手続が必要なのだろうか?

以下、内容は記事作成時(2020年11月21日)のものなので、最新情報は各関係機関に問合せのほどを。

ビジネストラックについて

武漢肺炎をFacebookで第一報したのが1月6日。当初はシンガポールに滞在していた義母(中国人)の帰りの便を心配していたが、その後はシンガポールにも火の粉は降りかかり現在も経済が火だるまのまま。

シンガポール&中国IT情報局
武漢の肺炎は未だに謎の模様。(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)でもなく感染経路も不明。 --- 武汉市卫生健康委员会关于不明原因的病毒性肺炎情况通报

シンガポール政府高官は今年の9月頃からシンガポールが多国間のやり取りで生計を立てている以上、国境閉鎖を続けることはできないという旨の発言が続いており、先日リー首相も同様の発言をしている。

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シンガポールと日本の間では短期出張目的のビジネストラック(中星間ファーストレーンやグリーンレーン)が10月末から開設・運用が始まっている。

実務上の手続きの流れについては、在シンガポール日本国大使館がきれいにまとめておりこちらの内容が当サイトよりも正確で随時更新されているので、こちらをご覧いただきたい。

国際的な人の往来再開に向けた段階的措置に関する情報提供

大使館のこの内容も最終的にはシンガポール政府(入国管理局)が掲げているSafe Travelを参照するように呼びかけている。

https://safetravel.ica.gov.sg/japan/rgl/requirements-and-process

ただ、実際に手続きをしようとしたときに以下の疑問が浮かんだ。

  • 『2.シンガポール入国時』の『シンガポール政府に申告した非住宅宿泊施設(個室が確保できるホテルやサービスアパートメント等)』とはなにを指しているのか?
  • シンガポール側受入企業等から提供される手段(公共交通機関不可)とはなにを手配したらいいのか?

非住宅宿泊施設とはなにを指すのか?

まずは、非住宅宿泊施設(原文のthe declared accommodation (non-residential address only))とはなにか?

ICAに問合せをした回答がこちら。

For the hotel stay in Singapore, RGL travellers may self-source. They may contact the accommodation options directly for clarifications on availability of rooms and the prevailing rates. Travellers may refer to the Singapore Hotel Association (SHA) website <https://www.sha.org.sg/>  for a list of hotels currently accepting visitors travelling to Singapore under the Green Lane. The list is not exhaustive and visitors may book other available accommodation as long as these are non-residential. Please note that visitors must stay in individual rooms with an attached toilet.

要は普通のホテル(シンガポールに拠点を置く人が当該国から戻ったときSHNするための特定施設ではない)ということ。コロナ判定検査が確定する前に客室から出なくても済むような一通りが客室内に備え付けされているのであればいいということだ。

空港からホテルまでGrabは不可

では、ホスト企業から提供される手段(原文のThe traveller is prohibited from using public transportation for this purpose, with the exception of private hire cars/taxis or cohorted company transport.)とはなにか?

ICAの回答によればなにか特殊なサービスではなく、公共交通機関(バスやMRT)を使うなという意味のようだ。たとえば、以下の交通手段を提供すればいいとのこと。

  • ComfortDelgro Taxi (Comfort & CityCab taxis)
  • TransCab
  • SMRT
  • Prime
  • Premier
  • HDT

ここでこう思うはず。『え、じゃ、Grabでもええの?』と。これに対してICAの回答がこちら。

Please note that Grab is not permitted. The traveller is also allowed to book the private hire cars or taxi themselves. The traveller should only use dedicated taxi hotlines (provided below) or ride-hail applications to hire the taxis or private hire cars.

Grabは私用車だからダメとのこと。この線引はいまいちわからない。

正直、この状況下で日本から出張は歓迎できないのだが、拒否もできないのが辛いところ。出張者が陽性ではないことを祈るばかり…。

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