出会い系アプリ-探探(Tantan)

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いつもの海外アプリを丸パクリ

中国では一人っ子政策の弊害で、男女比に深刻ないびつさがある。一説によれば、将来3,000万人の男性が結婚できないと言う。そんな結婚難に救いの手を差し伸べる出会い系アプリがあるのでご紹介。

出会い系アプリの新筆頭格

今回紹介するのはTantan(探探)というアプリ。アプリの分類では、SNSになる。かんたんに言えば出会い系アプリで、Google Play上では18歳以上で指定されている。

中国で出会い系アプリと言えば、Momo(陌陌)がもっとも有名である。ただ、このアプリはアンチウイルス系ソフトでは一様にマルウェア扱いされている。理由は、個人情報を丸抜きするの上に不要な情報送信を行っているためだ。

How to Remove WM97/Momo (Viruses)

もっとも、中国系アプリ(香港・台湾含めて中華系アプリ)は一般に行儀が悪いとされる。ソフトウェアが本来の機能以外の内容を包括したり、個人情報を侵害するなど枚挙にいとまがないためである。本サイトで繰り返し、中華アプリに要注意としているのも、この観点からである。

中華アプリから身を守る@Android

そんな中で、比較的行儀のいいアプリとして出てきたのが、今回紹介するTantanである。

公式サイト(日本語)では、すでに5億件のマッチングをカウントしている。もっとも、1名のユーザが複数マッチングしているはずなので、この5億はユーザ数ではない。残念なことにユーザ数を公表していないので、推測するしかない。Google Playでのダウンロード数が50万程度であること、中国ではGoogle Playが使えない(参考記事:Google Playを中国で使う方法)のを考慮して、中国では10倍程度と計算して、500万人前後のユーザがいるのだろうか?

操作自体はTinderそのもの

このTantanだが、操作自体はいたってシンプルだ。

画面に表示された異性が気に入れば右にスワイプ、気に入らなければ左にスワイプするだけである。相手も同じように自分をLikeしてくれればマッチングというものだ。

実はこの操作感といい、このあと紹介する設定画面含めて海外で先行している出会い系アプリであるTinderそのものである。

Tinderの画面設計は工夫がされているものの、特許でもなければ著作権があるわけでもないので、法的な問題はないのかもしれないが…丸ごとパクるというこの神経の図太さは脱帽する限りである。

設定方法もTinder

使い方はかんたんだが、順序を追って解説する。

インストールをすると、個人情報を登録する画面が現れる。最低限、名前と年齢を記載して、携帯電話で本人確認が済むとすぐに使える。初回のみ出会い系アプリを使っているのを隠すための設定画面が出てくるのだが、この配慮は中国”らしくない”。

一通り登録が終わると、現在位置から半径何kmまでの異性を探すか?を設定する。Tinderとの違いは、この画面である。Tinderの場合、両性を探す設定になっている。出会い系アプリと言うよりは友達探しアプリという立ち位置だからだ。中国版Tinderでは、異性だけが初期設定されている。効率的だ。

ここまで設定すると、あとは自分の場所から指定された半径内にいる異性を自動で検索して表示してくれる。

検索が終わると、メイン画面であるマッチングが表示される。1日にスワイプできる人数は制限があること、あまりにもしつこい追っかけをやるとアカウントロックされることがあるらしいので要注意だ。

意外と賢い顔認識機能

Tinderでは、プロファイル写真に何を使っても注意されない。そのため、猫の写真でも問題なかった。しかし、このTantanは写真の顔認識機能が追加されている。そのためアップロードされた写真が人の顔と思われない場合は、警告が出てくる。

この写真判定機能がなかなか優秀で、人の顔であれば真横から撮ったものでもちゃんと人の顔として判定してくれるのだ。以前に中国政府がテロや少数民族の封じ込めを目的に、顔認識AIに力を入れている報道があったが、意外にもこういう場所でも使われているのかもしれない。

Chinese Researchers Invent New Police Car That Can Scan Criminals’ Faces