2021年4月からNTTドコモからahamoというブランドで格安SIMがリリースされている。このカード、海外在住者(特にネットワーク制限がある国・地域)にとってなかなか魅力的である。
ahamoは海外ローミングで使っても一定金額
ahamo自体は同社のサイトを見ればわかるので割愛するが、海外在住者にとって嬉しいのはデータローミングがパッケージ(月額費)に含まれていること。
他の海外キャリアと同じでローミング中の発着信およびSMSは都度課金される。しかし、データローミングについては2,980円/月に含まれており、毎月20GBまでであれば追加課金が一切ない。20GBを超えた場合、通信制限がかかる(1Mbps)。
海外の場合は、別途ルールが存在しており、以下のように記載されている。気になるのはこのデータ制限が15日間を超えて海外で使った場合に対象になること、そして日本に帰国するまで(NTTドコモ網につなげるまで)継続されるということ。
月間利用可能データ容量20GBまでは、速度制限なくご利用いただけます。
ただし、15日を超えて長期間海外でご利用される場合は通信速度が最大128kbpsに制限されます。本速度制限は、月間データ容量を追加購入しても日本に帰国するまで解除されませんのでご注意ください。
実際に使ってみると…?
海外で実際にこのSIMを入れて使ってみると、現地の提携先キャリア網へ接続される。シンガポールの場合、No.2キャリアのStarHunに接続された。その後、NTTドコモ網へ抜けているので、最終IPアドレスは日本国内のものとなる。
速度を測ってみるととてもはやい。ネットワークが暇なこともあるのだろうが、3時頃にアクセスしたところ約80Mbpsの速度を叩き出した。
先ほど長野県が接続出口になっていたので、近くにある東京のテストサーバに接続した場合はこのレベルとなる。同じ時間帯でSingtelで接続テスト(ただし、接続先はシンガポール)では40Mbps程度であった。
速度制限の条件はなにか?
速度制限があると上述で記載しているが、この条件がいまいち私にはわからない。このSIMカードをアクティブにしたのが4月上旬で、そのときデータ通信を確認している。
その時からとっくに15日間過ぎているのだが、データ速度に制限がかかっているように見えない。もちろん、この間、ずっとSIMはアクティブなのでStarHubにつなぎっぱなしであるにも関わらず…である。
この15日間を過ぎてというのは
- 連続15日間
- データローミング利用期間が合計15日間
なのか?と少し困惑している。もしも、実はこの規定がまだ実は実装されていない(有効ではない)のであれば便利なこと限りない。
2021年8月5日追記
と、思っていたがさすがNTTドコモ。ちゃんと抜かりはなくしっかり制限受けました。でも、逆に言えばこうやってしっかりステータスを教えてくれるのであれば、それはそれでいいのかもしれない。
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