シンガポールで画像検索すると、決まってマーライオンが鎮座するマリーナベイサンズのあたりが出てくる。いわゆるこんな風景。
中心地のこの風景に飽きた人は少し街中へ出歩いて、歴史的な建造物-おそらくこんな風景を撮影していくのだろう。ショッピングセンターで有名なオーチャードロードも少し裏へはいるとこんな風景で、エキゾチックな雰囲気がインスタ映えして人気である。
でも、シンガポールは都市国家であり、計画的につくられた場所が多い。効率的な都市設計されているので、上述のようなエリアを除くとおおむねこんな感じである。
いつまでも直線に伸びる複数線の道路と歩道、それを囲むオフィスや住宅街(団地)、そこに植え込みがされている。これが延々と続く。
お金を掛けた建物はともかく、ほとんどは政府や公団が作った画一的な建物なので、パット見ではどれがどれなのかがわからない。そのため各エリアごとに大きく数字が振られており、これを見ればわかると言うわけだ。
こういう場所にある大衆向けレストランは品揃えがこれまた画一的なのだが、値段が中心部のそれと比べると半額くらい。
どれも日本で言うところの吉野家や松屋レベルの価格設定で、300円ほどで食べられる。あとは水を家から持参すればお昼はいっちょ上がりというわけだ。
実際頼んでみた白鸡饭がこちら。スープが付いて3S$(約240円)ほど。とてもお安い。味はまずくはないが、さりとて美味しくもない。郊外へ行けば行くほど中国語がよく通じる。たまたまお店がシンガポール国籍や定住している中国人だったのかもしれないが、どの店も中国語で話しかけられた。
公団団地は1階部分にいろいろ店舗が入っており、どのお店も価格設定がチェーン店と比べて安い。日本の場合は大量仕入れ・大量販売でチェーン店の方が安いことが多いが、シンガポールの場合はそこまで物流がこなれていないのだろう。
シンガポールに来たら中心地から離れてこういった場所をフラフラしてみるのもいいかもしれない。1度くらいならば…。
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