タカラトミーの代表製品といえば、トミカとプラレール。どちらも子どもご用達おもちゃでシンガポールにあるトイザらスでも売っている。オーチャードの店舗でめずらしいもの見たのでご紹介。
トミカやプラレールは、地元の企業とタイアップして独自の商品開発を行っている。台湾や大陸では、日本で見られない型番がいくつか存在する。
本日見かけたのがこちらのトミカ。『高鐵快捷公車(THSR Shuttle Bus)』である。名前の通り台湾新幹線に接続するためのシャトルバスになる。
正面に『台灣高鐵 正式授權』と印刷されている。台湾新幹線の運営元から正式にライセンスを受けた製品と書いてある。
このトミカ、2009年12月より販売開始している商品らしい。台湾新幹線が開通したのが2007年であるので開業まもなく販売されたとなる。
価格はシンガポールで8.95S$(約700円)。台湾では180TWD(約650円)なので輸送費分ほど高い。
販売エリアは台湾”のみ”なのだが、材料の表示や警告などはすべて”日本語”で書かれている。なんだこれは…。一番最初にこのちぐはぐさからまがい物かと。
正面から見るとこんな感じ。台湾で見かけるシャトルバスは、ごっつい車体のカラフルな塗装が多いのに、このシャトルバスは日本で見かけそうなスタイル。
ひっくり返してみると筐体は三菱ふそうと書いてある。なんと三菱のバスが走っていたのか。
このバスの詳細についてはWikiに記載がある。ただし、日本語翻訳(というか英語版すらない)はないが…。
高鐵快捷免費專車,為台灣高速鐵路公司於2007年11月15日起所經營之公車路線。所有路線皆以台灣高鐵各車站為起訖點,免費服務往來市區乘客。由於獲得好評,屢次延長免費服務至2009年3月31日;其後交由交通部公路總局甄選客運業者、回歸正常經營模式,並正名為高鐵快捷公車。
(意訳) 台湾高速鉄道(THSR)無料シャトルバスは、2007年11月15日から台湾高速鉄道株式会社が運行しているバス路線。 全路線がTHSRの駅から運行しており、当初は市内を行き来する利用者はは無料だった。2009年3月31日まで無料サービスを数回延長、その後当局へ引き渡しされたあと、事業者へ引き渡しが行われている。
トミカは何かしら可動部分があるのだが、このバスでは側面の荷物入れが開閉できるようになっている。芸が細かい。
不思議なのは、『台湾限定』の商品がなぜシンガポールで売られているのだろう?である。卸販売が趣味で台湾でかき集めてシンガポールに持ってきたのだろうか…?
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