シンガポール最大小児科病院KKHで夜間外来

シンガポール
この記事は約4分で読めます。

シンガポールは日系または日本語対応できるクリニックが多い。シンガポールに住む日本人は4万人程度なのに、あちらこちらで見かける。しかし、夜間となるとそうはいかない。そんな緊急対応の体験録をご紹介。

事件は突然に

ことの始まりは息子氏。日本にいた頃もアレルギーやら発熱やらで、彼をあちこち病院を行ったり来たりしていた。

中国で生き残ること-日本人は弱い
日本人はなんでこんなに弱いのだ! 中国人が肉体的に強靭なのは、離乳食にそのルーツがあるようだ。大人はもちろん、乳児もすでに早くからサバイバルに放り込まれるので、強くなる。そんな中国で生き残ることの一片を垣間見たので記事化。

その息子氏が今回はソファーで飛び跳ねていたところ、転落し顎を強打。結果、口の中が血だらけになってわめくわめく。ここまでは、またはしゃいだのね…なのだが、今回は少し違っていた。歯が盛大に欠けたのだ。パット見で半分。あちゃー…。

保険会社に聞くと、ラッフルズクリニックを紹介される。ここはプライベートクリニックだが、夜間対応の窓口がある。同地へ行くと24時間対応窓口(緊急外来)に案内されて診察。

出てきた医師(マレー系っぽい)曰く、顎を強打しているが骨折やあごの関節に問題はない。ただ、歯が欠けているので、KKHに行ったほうがいいと勧められる。KKHは度々耳にしてきたので知っていたのだが、自分で先生を探す必要があるので今まで行ってこなかった。ここに来て行く羽目になるとは…。

神速のKK Women's and Children's Hospital

このKKHは名前のとおり女性と子どもを専門とする大型病院で、24時間稼働している。行ったことない人でも近くを通りがかったら目にする大きな建物。

夜間外来は一般の通院とは手続きが異なる。今(2021年)は、コロナウイルス騒動で外部に設けられた夜戦病棟のような場所で直近出国またはコロナウイルス患者との接触がないか?を尋ねられ、その後今回の症状について色々聞かれる。一通り聞かれて登録が終わると、ここで診察料を支払う。

診察費は120S$(約9,500円)なり。クレカ現金両方使えるが、シンガポールではクレジットカードがほんとうに重宝する。

その後、家庭医(全般を見る医者)が即診察。もう1人医師もやってきて確認。さらに念のため、顎に異常がないかレントゲン撮影を実施。再びさきほどの医師に呼ばれて言われたのが…

  • 専門医に見てもらうほうがいい
  • 歯科医師は24時間スタンバイしていないので、今から呼ぶが30分ほど待つ
  • 施術次第で、アドオンがかかるかもしれない

を聞かれる。ここはお願いしますと言うしかない。夜間外来から家庭医の診察、歯科医師の呼出決定まで30分前後。とても速い。

その後、歯科医師が到着。診断として…

  • 不幸中の幸いで、欠け方が神経に到達していない
  • 欠け方が盛大なので被せものは難しい
  • 応急処置は行うが炎症等出たら抜歯になる(しかし、乳歯だから心配不要と)

この診断もとても速かった。

夜間なので緊急対応のため専門器具は使えなかったのだが、夜中の12時に最後までていねいに診察してくれた医師、歯科医師および看護師にはただただ感謝である。

ちなみに、施術と痛み止めとして2本シロップ状の薬をもらったのだが、全部コミコミでアドオンの費用は取られなかった。おや、安いじゃん!

なお、病院内部はセキュリティもしっかりしており、基本一方通行(逆から勝手に入ることができない)になっていたり、各所に監視カメラが設置されており、さすがだなと感じる。一方で、子ども向け病院なので随所にキャラクターが描かれており、日本のような無機質さがないのも評価したい。

再診で再訪問

緊急対応では応急処置だったので、しっかり別日に診察、その後の経過観察すると伝えられる。翌日にはSMS(ショートメッセージ)にて、再診のアポイントメント通知が来る。通知メッセージには、アプリを使うと予約変更その他ができると記載されている。シンガポール国民またはPRを持っていると、オンライン上で子ども含めて一括管理できるようだが、今回は使えず。

後日、訪問したのがこちら。Dental Clinicと同じ場所に発達障害の支援センターが設置されているのに気づく。この病院棟に入るためにはアポイントの確認を端末で行い、入退室のバーコード発行が必要になるのだが、これも国民や住民全員がIDカード持っているからこそできる芸当である。

シンガポールの病院(プライベートではなくパブリック)は、事前にいくらほどかかること、アドオンの場合はいくらかかるかが説明されるので明朗会計だと感じた。後日の診察でも150S$+α(レントゲン再撮影)で、この撮影も費用がかかる旨の確認があった。ぐるぐるぽんでいくらと出てくるかわからない日本より親切かもしれない。

英語で症状を伝えるレベルは必須

KKHはほとんどの医師や看護師が中華系だったので、英語をほぼしゃべらず、中国語でコミュニケーションが取れたのでとても楽だった。もしも、これがタイやインドネシアだったら…と考えると少し悩んでしまう。

最低限のレベルとして

  • どんな症状が出ているのか
  • 原因(いつ/どこで/どうやって等)
  • その後の経緯(発熱/嘔吐/意識ない等)

を2種類くらいの言い方ができて(通じなかった場合に別の言い方でコミュニケーションをはかるため)、これに対する医師の診断を聞き取り、提案や処置について同意・非同意できるくらいのレベルは必須である。

今回は貴重な体験をさせてくれた子どもに感謝するとともに、もう少し気をつけて生活してくれたらな~と思う今日このごろ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました