小米科技、金融サービスに参戦

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安いモバイル端末は理財販売の下地だった?

シャオミーがMMF参戦

中国モバイル端末の最大手である小米科技(シャオミ)が金融サービスに参戦を表明。モバイルで理財サービスを扱っているアリババやテンセントに殴りこみをかけた模様。異業種への参戦は、中国では珍しくないが意外だったので取り上げる。

元記事によると、現時点ではBetta版をリリースしたにとどまるとのこと。ただ、中国ではなし崩し的に正式サービスが始まることが多く(改修されることもなく)、今回もそのまま正式リリースする可能性が高い。

広報担当者によると、同社は17日にオンライン・マネー・マーケット・ファンド(MMF)のパブリックベータテスト(試用版を一般に公開して意見を集めるテスト)を開始した。ユーザーはこのMMFを通じて、小米のお財布アプリに預けた資金で利子を得ることができる。

小米科技、金融サービスに参入へ – WSJ

シャオミは、創業から4年ほどで3億台近い端末を販売している。高性能なのにもかかわらず、価格はiPhoneなどに比べると1/4程度と手ごろ感が受けて、若年層を中心に大人気である。シャオミの描く戦略というのは、モバイル上でのやりとりに慣れ親しんだ若年層やこれから社会にでる学生へ安くて高性能な端末を配布して取り込んで、彼らの財布をしっかり握ろうという戦略なのだろう。ハードは投げ売りして、ソフトで一山当てる任天堂的な商法をプラットフォームを変えてやっているわけだ。

ただ、気になるのはそうやって集めたお金をどこへ投資するのだろう?だ。というのも、大手銀行の利息は年率で3%届かない程度。これに対して、シャオミのMMFは6%強とかなり高利息になっている。

小米のマーケティング責任者、魏来氏のミニブログ投稿文によると、小米のMMFの年利は現在6.4%。余額宝の年利は17日までに4.5%に低下したものの、当初は6%を超えていた。小米がこのサービスを正式に開始してから、高金利を維持できるかどうかは分からない。

2012年頃から騒がれたシャドーバンクに代わって、地方自治体や第三セクタの資金を支えているのが、実はシャオミなどのMMFなのではないかと考えている。銀行は中国当局がかなり厳しく管理しているが、MMFなどは銀行に比べればかなり自由なのだろう。ただ、中国の不動産が横ばいまたは下落している状況で、これだけの利息と元金を返せるだけの案件があるのか、個人的には?マーク。