売り場面積の1/3が空っぽ!先進的廃墟モールを行く
先日、ダイソー@近鉄店がお寒い状況と伝えたが、このダイソーが入っているショッピングモールがあまりにもムゴイ状態なので、そちらも合わせてお伝えする。直近で見たショッピングモールの中でも特にスカスカだった。中国ビジネスを目指す人には、とても衝撃的なので見て欲しい。
店舗の代わりに大型広告
このショッピングモールも、他の商業施設同様にテナント入居率が悪い。ざっと見た感じだが、1/3は空っぽだ。空きテナントの場所があると、APITAならば「Coming Soon」とかやりそうなところだ。このショッピングモールは一味違う。次の写真を見て欲しい。
一瞬、そういう店舗案内なのか?と思ってしまうピッタリサイズ。高島屋のように7階建ての中だるみしそうな4,5階に作るならばわからなくもないが、なんとこの広告入った直後の1階だ。
H&Mなどは、1階と2階ぶち抜きで広告を打っている。
フロア案内も斬新的
日本の百貨店のように入り口にフロア案内を置く代わりに、どういうテナントが入っているかを、”空きテナントの場所”で案内している。
店舗自体は、この写真の数よりは多少多いのだが、大きな差がないところがスゴイ。もはや、このショッピングモール自体が体を張った広告の見せ方をプレゼントしているとしか思えないのだ。
客を探すこと自体がゲーム要素
地下2階のフードコーナー以外では、そもそも他の客を見かけること自体マレ。上海市は流動人口含めると2,000万人いるらしいのだが、そんな気にさせない異次元空間をこのショッピングモールはクリエイトしていると言える。
ピカピカに磨き上げられた床、誰に向かって何を案内したいのかよくわからない掲示板など見どころたくさん。
日曜日の昼間に来て、この賑わいぶりだ。これで運営が成り立つのだから、ハリーポッターも顔負けの魔法があるに違いない!と嫁は真顔で言うのだが、私も同意見だ。
モールの新しい形、セルフクリエーション型店舗を展開
私がこのショッピングモールが、新しい店舗の形態を提案していると気づいたのは3階に上がった時のこと。カップルが通路で何かをやっていのだ。
この広いモール、高い天井、張り巡らされた広告板を使ってスーパーボールを壁や天井にぶつけて遊んでいたのだ。そこでハッ!と気づいたのだ。
そう、このショッピングモールは客が自ら何か新しいことを創造して楽しむ、次世代型セルフクリエーション施設を提案しているということに!
本当に、中国経済大丈夫なのか?
コメント
郊外のモールなら人混みなのかと思ったら、郊外も閑古鳥。
市内は一部除いてやっぱり閑古鳥。
どうやって回収しているのか、さっぱりわからないですね。
この国がどうなろうとどうでもいいんですが…巻き込まれないことを祈るばかりです。
私もつい先日極楽湯に行くついでに行ってきました。
日本に爆買いに来る中国人は山ほど居るのに、肝心の自国のショッピングモールは何処も閑古鳥が鳴いている状態。
モールの近くのマンションも夜通ると真っ暗。
一見羽振りが良さそうに見えますが、本当にこの国の行く末に不安を覚えます。