中国大陸における武漢肺炎対応が功を奏して来ているのか、ここ数日で新規患者数は激減。初期段階で中国の次に患者数が多かったシンガポールも人口密度の割には患者数は多くない。そんな中国・シンガポールを少林と武当に例えた動画が話題に。
少林vs武当
この動画は復旦大学の医師で上海の武漢肺炎対応チーム長の张文宏医師がインタビューに応じて語った内容の一部。まずは、この動画を見ていただこう。
张文宏论防控体系:中国属“少林” 新加坡属“武当”
この内容を咀嚼して説明した文章がこちら。概要をかんたんに話せば、中国もシンガポールもやり方(考え方)は少林と武当のように異なるものの、武漢肺炎に対する対応の素晴らしさは違わないということ。
现在他又有一个新鲜说法,大意是,新冠防控上海是少林派,新加坡是武当派,少林硬功强,武当内功好,二者都堪称世界防疫之标杆。
両国ともに早い段階で移動制限を実施、政府と医療チームが一体化して行ってきたこれら対策が功を奏しているというわけ。少林と武当のたとえは分かりづらいが、同じ中華圏という括りで出てきた表現なのだろう。
民間サービスでもこれら武漢肺炎対応への配慮がよくできている。外卖であれば、厨房内のスタッフやデリバリースタッフなど関係する人の体温を書き込み配達してくれるといった具合である。
シンガポールで邦人感染、マレーシアは渡航延期勧告
シンガポールはかなり早い段階で湖北省からの渡航禁止を実施。その後、中国全土に広げている(ただし、旅行客に限る)。国内に入り込んだウイルスを制圧するには至っていないが、外部からの流入を防いだあたりから増加数は鈍化している。
一方で、日本と韓国は全土に広げておらず一部中国人が海外に出るための踏み台指南に出てくる状態である。そのためか日本が感染源扱いになりつつあり、マレーシア政府は渡航延期の勧告を出している。
ちなみに、日本を含む感染地域からの渡航について制限をしている国・地域の一覧は外務省の専用ページから確認できる。
と言うわけで皆様、健康にくれぐれも気をつけましょう。
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