ルンバの1/5の価格!実用的な中国製ルンバ
日々の生活でばかにならないのが、掃除の手間。アレルギー体質なので、毎日するのだが意外と時間を使う。そこで、猫の手を借りる代わりに掃除ロボットを買ったのだが…今回は有名なルンバではなくて、その中華製クローン。そんな中華ルンバのレビュー。
掃除ロボットに10万円出せますか?
今まで掃除は自分の手でやってきた。しかし、去年春に子供が生まれてからは、子供にかかりっきりになる時間が増えてしんどくなってきた。そこで、以前から気になっていた掃除ロボットを買うことにした。
掃除ロボットで有名なのはルンバだ。
しかし、このルンバいいお値段である。淘宝網などで”智能吸尘机”でルンバを見ると9,000RMB(約16万円)だ。日本のアマゾンで検索すると約10万円。高い、高いぞ。
掃除機に10万円以上かけるほど生活に余裕はない。ほかの類似製品ないかな?と思っていたら、アマゾンが提案してきたのがコレ。ILIFE v3s Proである。
ILIFEは名前が海外メーカのように見えるが、深圳致意科技有限公司(Shenzhen ZhiYi Technology Co., Ltd.)が作るれっきとした中国製品である。
ちなみに、類似製品は中国大手の海尔(ハイアール)や美的なども出している。あまりにも類似製品が多いためか、去年の春に同社含む類似製品を作るメーカーを一斉にルンバ本家(米iRobot)が特許侵害で差し止めを訴えている。
2017年4月18日,美國麻州智能機器人研發製造商iRobot,向美國國際貿易委員會(ITC)遞狀控告北美、中國大陸及台灣多家企業公司,所製造並進口美國販售之自動掃地機器人產品,侵害其6項美國專利發明,構成美關稅法337條所述不公平貿易競爭行為。據此,iRobot要求ITC發佈排除命令(exclusion order),禁止侵權產品繼續進口,並針對已進口美國境內之相關產品,發佈停止暨禁止命令(cease and desist order),禁止其繼續供應販售。
もしかすると、そう遠くない未来に、こういったルンバ・クローンは世の中から消えてるかもしれない。
中国メーカもパッケージに気を使う時代
さて、そのILIFE v3s Proがわが家に来たときは、こんな感じである。中国でよく見られるやわやわダンボール入りで、こんなもんかな?と思っていた。
ダンボール横には、深圳致意科技有限公司(Shenzhen ZhiYi Technology Co., Ltd.)のシリアル入りシールが貼ってある。
このダンボールを開けてびっくり。このダンボールはパッケージではなくて、緩衝用なのだ。本当のパッケージがコレ。
不本意ながらシンプルでかっこいいと思ってしまった。
このパッケージを開けると、さらにこんな中敷きが入っていた。
中国製品は中身がしょぼくて、パッケージもしょぼい(手抜き)ことが多かった。
競争激化でブランドを作っていく意識が芽生えて、パッケージにもこだわるようになったのかもしれない。
本体はあらかじめすぐに使えるように、フィルタなど一式がセットされており、充電だけすればすぐに使えるようにされている。クイックマニュアルにも、充電してスイッチを押せと書いてあるシンプルさ。
むむむ、これは意外。手のかゆいところに手が届いているではないか。
本体以外には、ブラシやフィルタ、手入れ用具など予備がセットになっている。本家のルンバは、ブラシ1本で2,000円くらいするので、お得感満載だ。
あれ?賢い。意外と使えるぞ?
この手のロボットで一番重要なのは、そのAI(ロジック)である。いくら安くても使い物にならないなら意味が無いからだ。
1回の充電(5時間)で2時間の動作時間なのだが、もともとわが家はさほど大きくない(80平米ちょい)ので、2時間で3部屋とも掃除できた。
廊下でつながっている3部屋(おまけにそれぞれ形が微妙に違う)を、それぞれグルグルと回りながらベッドの下含めて掃除してくれたので、AIもなかなかだ。
もっとも、同社の海外サイトを見てみると、動作中でも静かで眠れるとイメージ画像が差し込まれていたが、さすがにこれは無理がある。吸い込み動作の音がそこそこ大きいので、音に敏感なお年頃の子供だったら起きてしまう。
電池がなくなりそうになると、もっとも電池を消耗する吸引動作を止めて充電ステーションに戻ってくれる。自動再開してくれればいいのだが、リモコンでタイマーを設定することもできるので、手動動作と併用すれば十分だろう。
Youtubeに同じ部屋の同じ条件で、ルンバvsILIFEの検証している動画があった。これも参考になるかもしれない。
手頃なお値段で、しっかり掃除してくれる。中国製品もクオリティが向上したなぁと思わせる一製品である。後日、 上位機種であるILIFE V5s Proを購入、レビューした。水拭き機能を検討している方は、こちらも参考にして欲しい。
機会があれば皆様もトライしてはいかがだろうか?
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