中国最強の検索エンジン”百度(バイドゥ)”をVPNで使い倒す

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著作権自由の国

百度をVPNで使い倒す

中国に住むといろいろ不便。外へ出れば自由に走る車、降り注ぐ酸性雨にPM2.5。一番いいのは引きこもることだが、インターネットは検閲と規制の嵐。VPNなしでは、Yahoo!見るもの一苦労。そんな中で、唯一評価できるのが中国は著作権自由の国だということ。しかし、中国外にいても享受できる方法があるのでご紹介。

GoogleもYahoo!も使えない

中国にいるとどうしてもネットワークが原因のイライラが多発する。業務では、大きなデータ(と言っても日本なら10分もかからない数百MB程度)をダウンロードするのに半日がかり。プライベートであれば、FacebookもTwitterもLineも使えないなどなど。

そのなかでも、Google系のサービスがことごとく使えないのは頭に痛いところではないだろうか?私のようにGmailにすべてのメールを寄せている人間の場合、Gmailが読めない・使えない=何もできないからだ。

Googleサービスをなんとか使う方法もないわけではない。

中国に来ると、日本で何気なく使っているサービスが使えない。特に検索の王様”Google(グーグル)”は完全規制されており頭が痛いところだ。中国で使えないサービスと対処法について解説する。

ただ、ものは考えようである。GoogleやYahoo!ではうまくできない部分のうち、重要ではないところやどうしても現地ツールを使わないと難しい部分は、現地のアプリを使うのも手なのだ。

中国最強ツール 百度

中国のネットで欠かせないものは、百度。日本で言えばGoogle+Yahoo!のような存在。一般のサイト検索に加えて、下記のようなさまざまな機能が使える。

  • 百度新闻:Google ニュース
  • 百度贴吧:ニコ生/2ch
  • 百度知道:Yahoo!知恵袋
  • 百度视频:Youtube
  • 百度百科:Wikipedia
  • 百度地图:Google Map
  • 百度文库:Google Document
  • 百度音乐:Google Music

百度のサービスの中でもおすすめしたいのが、地図アプリである百度地图(百度地図)と百度视频である。地図アプリについては、別記事で言及しているので今回は割愛する。

地図アプリでトップシェアは、Google Maps(グーグルマップ)で約50%である。世界中で的確な情報を提供してくれるそんなサービスが使えない国がある。それが、中国だ。では、どうしたらいいのか?

今回、取り上げるのは百度视频と百度音乐だ。

なんでもござれ!百度音乐

パット見はYouTubeにそっくりである。しかし、日本と完全に異なる部分が1点。それは、著作権がほぼ無視されていること。

例えば、百度视频では本編全部アップロードされている。百度音乐にはアルバムごとアップロードされ、いつでもダウンロードができる。百度文库で検索すれば業務ソフトがいくらでも見つかる。

多言語対応されているので、日本語で検索も可能だ。もっとも、精度がひどいが。

 VPNで百度活用-日本語の曲も自由に検索可能

試しに百度音楽で「いき」と検索してみると、検索候補に「いきものがかり」がでてくる。そして、関連する歌手なども自動で候補を出してくる。

VPNで百度活用-日本語歌手名で検索してみると…ザックザク 

そんなすばらしい百度だが、中国国内でないとこれらの機能がまともに使えない。それは、数年前に欧米日が中国政府に突きつけた著作権対策を求めており、その対策として百度はコンテンツそのものは放置したまま、海外からの検索結果を返さない仕様変更を行ったのだ。たとえば、先の検索からダウンロードをしようとすると…

VPNで百度活用-コンテンツ利用時にアクセス元を確認しているようだ

中国国内からの利用は提供していないと言われてしまう。もっとも、コンテンツはそのままなので、著作権がらみでまた注目されている。

「半沢直樹」もダダ漏れ ネット無法大国、中国のいま:日本経済新聞

中国でいま人気の動画共有サイトが「風雲直播」だ。日本のテレビ番組をリアルタイムで流しており、閲覧可能なチャンネルはNHKやTBS、フジテレビなどの地上波に加え、BS各局、有料のWOWOWまで合計20局に及ぶ。CMも含めて流れるのはすべてが日本と同じ内容。半沢直樹も毎週日曜日の夜8時(日本時間午後9時)から、リアルタイムで視聴できる。もちろん無料だ。

VPNで中国国内を偽装

百度以外にも動画サイトや音楽サイトとして、优酷网土豆网などがあるが、すべて海外からの接続にはコンテンツを返さない。そこで、VPN使って中国国内に接続することであたかも中国にいるように操作できる。

百度をVPNで使い倒す-VPNを使って中国IPを取得

中国の湖北省や広東省にサーバがおいてあるので、これらを使うことで中国IPを偽装できる。そのあと、再度先ほど拒否されたサイトへアクセスしてみると…成功した。

VPNで百度活用-中国IPを利用するとコンテンツ取得に成功

当サイトで紹介しているVPNサービス(記事:中国おすすめVPN)は、いずれも中国国内のVPNサーバを持っており、中国IPが取得できる。気軽に音楽や映像を楽しみたいなら、試す価値はある。

中国も著作権対応の時代へ?

ただし、近年中国でもサービス同様に著作権がお金になるという理解が進みつつある。大手コンテンツサイトからは、版権が絡むコンテンツが削除されつつある。しかし、お金にならなそうなコンテンツ-特に日本や韓国の歌など-は相変わらず放置されたままである。

表向きは歓迎するべき内容だが…?中国国家版権局は、4月23日に著作権法の關連規定である「ネット転載版権秩序規範に関する通知」を発布し...

なお、これらのサービスは著作権上問題があるので、自己責任だが便利なので試してみてほしい。