Yahoo!(ヤフー)が中国で使えない!の対処法

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Yahoo!検索は注意が必要

Yahoo!が中国で使えない!の対処法

もっともよく使われている検索エンジンはなんだろうか?世界的にはGoogle、中国は百度、そして日本はYahoo!である。Yahoo!は中国が規制していない海外検索サイトだ…ったが、2017年9月中旬より規制されている。回避策含めたご紹介。

Google≒Yahoo!

Yahoo!はGoogleよりも先にサービスを開始した検索エンジンで、検索エンジンの世界ではレジェンド的存在である。Googleと異なりディレクトリ構造を検索するシステムで、カテゴリがまずあって、各カテゴリに個々のサイトが所属する方式であった。過去形を使っているのは、現在のYahoo! Japanは、検索エンジンがGoogleであること、そしてYahoo!本体(アメリカ法人)はすでに検索エンジンの事業を止めているからだ。

少し古い記事だが、Yahoo!JapanがGoogleの検索エンジンを使っていることを取り上げたものがある。

日本ではGoogleが61.12%に対し、Yahoo!が32.57%、Bingは5.67%。一見、Yahoo!が健闘しているように見えるが、Yahoo!JAPANの検索エンジンアルゴリズムはGoogle製を採用しているため、事実上Googleの寡占状態なのだ。

ASCII.jp:いつの間にか日本もGoogle寡占! 検索エンジンシェア早わかり2015 (1/2)|高橋暁子の「意外と知らない!? 業界ランキング」

そのため、中国でGoogleが使えなくても、Yahoo! Japanで検索をすればほぼ同じ検索結果を見ることができた。

Yahoo!検索も規制対象に?

しかし、Yahoo! Japanが使えたのは、2017年9月までの話である。2017年9月下旬よりGoogleエンジンを使ったYahoo! Japanも規制対象となった。詳細については、以下の記事を参考にしてほしい。

確定ではないが、中国当局がYahoo! JAPANの検索機能を規制しているようだ。同サイトのほかの機能は表示されるが、検索機能が使えない。そこで、日本語が使えるほかの検索サイトをご紹介。

具体的には、Yahoo!の検索で使われるサブドメインが規制対象となっている。Yahoo! Japanのトップページなど検索”以外”は正常に表示されるが、検索行為自体ができない状態が続いている。

そのため本記事の以下については古い内容になる。現状ではGoogleもYahooも中国では使えず、VPNを使う方法を除くと、まだ規制されていない検索エンジンを使うしか手がない。中国で使えるVPNについては、以下の記事を参考にしてほしい。

2017年も引き続き規制が厳しい。中国に出張や海外赴任で滞在するとGoogleはもちろん、GmailやFacebook、LINE(ライン)、Twitterなどが使えない。秋からYahoo! Japanの検索機能が規制された。そんな中国の規制を突破する切り札-おすすめVPN-をご紹介。

中国でYahoo!を使うときの注意事項3つ

基本Yahoo! Japanのサービスはほとんど使える。ただし、すべてが使えるわけではない。

まず、Yahoo!自ら公式に使えないとしているのは「無料動画 GYAO!」である。このサービスは、日本国内にいるユーザ向けのサービスになっているため、海外からの接続を禁止しているのだ。海外から接続しようとすると、以下の警告が出る。

日本国外からは映像を視聴できません。Sorry, this video cannot be watched in your region due to licensing restriction.

この問題は、VPNを使えばYahoo!からは日本国内のユーザのようにみえるので、回避できる。ただ、中国国内には無料コンテンツがたくさんある(合法・違法の問題はさておいて)ので、あまり大きな問題ではない。

中国に住むといろいろ不便。外へ出れば自由に走る車、降り注ぐ酸性雨にPM2.5。一番いいのは引きこもることだが、インターネットは検閲と規制の嵐。VPNなしでは、Yahoo!見るもの一苦労。そんな中で、唯一評価できるのが中国は著作権自由の国だということ。しかし、中国外にいても享受できる方法があるのでご紹介。

1.Yahoo!メールのドメインに注意

注意が必要なのは、3点である。まず、1点目はYahoo!メールである。

2015年にYahoo!(アメリカ)は中国事業から撤退、アリババグループに事業を譲渡している。

ヤフーは2013年に中国ユーザーへのサービス提供を打ち切った。同社はその際に電子メールの利用者に対し、アカウントを提携先である中国の阿里巴巴集団(アリババグループ)の電子メールサービス「阿里雲郵(アリメール)」に移すことを勧めた。

米ヤフー、中国から完全撤退へ – WSJ

同年の夏頃に、Yahoo!メールへの接続に障害が発生、規制された?との憶測が飛びかっていた。この情報は正しくない。なぜなら、実際に規制された痕跡がないためである。

Yahoo!が中国で使えない!の対処法

2015年の6~7月にかけて、中国と海外を結ぶ回線(中国電信上の金盾)に障害が発生しており、その影響の可能性が高い。

通信レスポンスが急激悪化ここ1ヶ月ほど、海外との通信が非常に取りづらい状況が続いている。通信そのものが遮断されてしまうのだ。調査してみると、...

Yahoo! Japanのユーザであれば気にしなくてもいいが、Yahoo!(アメリカ)のメールアドレスを使っている場合は、受信・送信メールが中国の検閲下にあるので、ほかのメールアドレスを使うのをおすすめする。

2.検索キーワードに要注意

注意の2点目は、検索キーワードである。

検索キーワードとは、Yahoo!で検索をするときに使う言葉である。中国では言論統制の仕組みがあるため、中国政府が望ましくない・好ましくないキーワードに一定の制限を掛けている。そのため、これらの規制キーワードを使ってYahoo!で検索をすると、通信が規制される。具体的には以下のような症状が現れる。

  • 通信(接続)が遮断
  • 検索がすべて規制
  • 上記のいずれもネットからの反応がなくなる

どんな検索キーワードが規制されるのかは、GreatFire.orgで確認ができる。たとえばだが、天安門事件のような政治キーワードや風俗系などの英語および中国語キーワードである。

3.検索結果にも要注意

最後に、リンク先が規制されているサイトの場合は、検索結果に表示されていても、クリックしても画面が真っ白になる。

これは、転送先サイトへ接続ができないためだ。たとえば、有名人の名前で検索をした結果に、Facebookのリンクが表示されても、Facebook自体が規制されているのでページを開けない。

現代のソーシャルメディアで有名なサービスは、Facebook(フェイスブック)とTwitter(ツイッター)。そんなFacebookを中国でどうやったら使えるか?逃げ道がないかトライしてみたのでご紹介。

そのため、自由な検索や表示が必要であれば、VPNが必須となるので要注意だ。中国に来てYahoo!が思い通りに使えないときの答えになっていれば幸いである。

コメント

  1. ぺす より:

    昨日からYahoo検索ができなくなりました。
    Bingで何とかしのいでますが、慣れなくて違和感があります。
    金盾の仕業ですかね~~

    • ぺすさん

      コメントありがとうございます。
      接続先のドメインはどこでしょうか?
      検索キーワード次第ですが,普通に見る分にはyahoo.co.jpもyahoo.comも接続できています。
      キャッシュ削除してみたら接続できたりしませんでしょうか…?

  2. ぺす より:

    ご返事ありがとうございます。
    yahoo.co.jpですね。yahoo.comを試してみたらOKでした。
    私の自宅のMacとWindowsPC、会社のWindowsPC、及びiPhoneでもyahoo.co.jpは検索不可能です。中国に関係なさそうな言葉で検索してるんですけどねぇ。
    同僚にその話をしたら、同僚も同じ状況とのことです。
    キャッシュ削除もしてみました。

    Yahooの他のサービスは普通に使えてます。検索だけ(多分)できない状況です。

    上海です。

    • ぺすさん

      コメントありがとうございます。
      ご指摘通りでした。サブドメインが規制されたようです。
      メール事件の時と同様に一時的なものなのか,恒久的なものなのか見守る必要がありそうです。
      ただ,恒久的ならアメリカ版や他のエンジンも規制されそうなだけによくわかりませんね…。

  3. 中国出張中 より:

    上海地方に出張中です。
    私もYAHOOで検索をかけても応答がない状態になっており困っています。
    ただ、たまに反応するときもあるので、状況がよく見えておりません。
    (その際にたまたま貴サイトを見つけ、拝見させていただきました。)
    YAHOO以外で中国でも使える日本の検索エンジンを御存知でしょうか?
    おとなしくVPNの遅解線で我慢するしかないのでしょうか・・・?

  4. […] Googleは中国では利用できないことは有名だ。Googleには、透明性レポートを公開しており、例えば、トラッキングとアクセス不能等のコンテンツがある。Googleの検索エンジンを利用しているYahoo!においても、ついに規制の対象になった模様。 (参考)Yahoo!(ヤフー)が中国で使えない!(中国IT情報局、2017.10.18) […]