武漢肺炎の第一報をお知らせしてからはや2ヵ月。中国大陸はある程度落ち着きを見せつつあるが、南朝鮮やヨーロッパでは爆発感染が懸念されている。そんな中、シンガポールの観光エリアは閑古鳥だらけとなっている。
入国禁止合戦
シンガポールは都市国家である。人口密度はアジア有数の高密度都市国家。そのため、感染症への対策はとても厳しい。経済的に結びつきの強い中国からの入国も早々と全面禁止に踏み切り、つい最近では南朝鮮からの渡航も禁止となったのは既報の通り。
シンガポールは金融都市国家でありハブ国家でもあるが、同時に観光大国でもある。人口の3倍以上にあたる年間1850万人を受け入れている。この数字はニューヨークや東京を押しのけてアジア2位(1位はバンコク)。
このうち中国からの観光客は40%強とされておりまさにお得意様である。そんなお得意様の国を入国禁止にしているのだから打撃は計り知れない。
これに加えて、シンガポールを感染地域として見立てている国が、シンガポールへの渡航延期を勧告しており、ダブルビンタされている状態なのだ。
もちろん、現地でもかなりピリピリしており、タクシーの運転手の中には完全防護を自前でこしらえてやってる人が出てきているほどである。
大閑古鳥のセントーサ島
さて、そんなシンガポールの人気観光スポットはマーライオン、マリーナ・ベイ・サンズなどがある。その中でも島がまるっと観光地になっているセントーサ島も人気の高い場所である。
セントーサ島といえばUSS(Universal Studios Singapore)やS.E.A. Aquariumなどがある人気スポット。タクシーの運転手はみんな口を揃えて、昔はなにもなかったのにきれいになってさ~と言うお台場みたいなものである。
そんなセントーサ島に週末行ってきたのだが、大閑古鳥がバッサバッサと羽ばたいている状態であった。
USS前に人影はまばら
日本のUSJと同じで人気の撮影スポットといえば、Universalと書かれた地球儀である。週末のお昼に行ってみたのだが、こんな感じであった。
雷雨になりそうだから人がいないのでは?と思うかもしれない。が、曇っていたのはたまたま撮影していたときだけで、その後晴れてもこんな感じであった。
いや、狙ってるっしょ?と言われそうなので、振り返って撮影するとこれまたこんな感じ。
ちょうどモノレールから広場に出てくるエリアなのだが、本当に人がいないのだ。年末に来たときはモノレール乗るのに行列ができていたのに、である。
S.E.A. Aquariumは貸し切り
USSの近くにあるS.E.A. Aquariumも状況は同じでスカスカ。まず、水族館の入り口ゲートの道は人がいない。週末のお昼ならば行列ができていそうなのに…。
水族館の中も人がおらず空調がガンガン聞いてちょっとしたチルド室状態になっていた。どこも人がほんとうにまばらで、子供がはしゃいでいても人にぶつかることなんぞないレベルである。
これはある種、貴重な体験と言えるかもしれない。
ショッピング街はさながらゴーストタウン
人が混み合うときを想定しているこのエリア。お土産や食事が楽しめるように大きなショッピング街になっているのだが、こちらも従業員のほうが多いのでは?というレベルであった。
これを撮影したのはお昼過ぎくらい。が、どこのレストランも人がおらず、休業しているのか?と思い覗きこんでしまうほどである。
1Day買ったら6ヵ月無料の大盤振る舞い
さすがに状況が厳しいようで、USSはリピート客を呼び込むためにキャンペーンを実施し始めた。1Dayチケットを買ったら6ヵ月使えるという大盤振る舞いをやっている。
Buy a one-day ticket to Universal Studios Singapore and receive a FREE Season Pass, giving you 6 months unlimited access to the park, F&B and retail discounts, invitations to exclusive events and more!
という訳で、空いていてお値打ちな今こそ、シンガポール旅行ですぞ。往復の足さえ、確保できれば…であるが。
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