オンラインショッピングで詐欺を回避する3つの注意点-Shopeeで詐欺師にあった体験談

シンガポール
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オンラインでモノを買ったり売ったりすることはよくある経験だろう。シンガポールにもいくつか大きなオンラインショッピングサービスがあるが、そこでプロ詐欺師と出会った。そのやり口と注意点をご紹介する。

詐欺事件の経緯

シンガポールのオンラインショッピングといえば、御三家としてLazada、Qoo10、そして最近広告を一所懸命打っているShopeeである。LazadaはAmazonのように自社の販売網とそのマーケットプレイスの両機能を持っており、Qoo10とShopeeは自社の販売網を持たない楽天と同じ売買仲介プラットフォームである。

私(や家内)もご多分に漏れずよくオンラインショップ使う。自家用車が目玉が飛び出るほど高いシンガポールにおいて、重量マシマシな水・お米・調味料はほぼすべてRedmartから調達するレベルで使っている。ほかのモールも複数回使ったことがあり、そんなさなかに起きたのが本事件である。

今回、Shopeeで10.10セールでとある商品を買った。販売から配達まで一定期間必要と書いてあり待っていた。数日後、手元に届いたのは配達会社の包装に包まれた何も入っていない空の袋。なんだ?なにもはいってないぞ…でぽいっと捨てたところ、同日夕方に荷物が届いた!との通知が。

え!?

確かにシステム上では届いたことになっている。

今回詐欺師が使ったのはNinja Van。確かに荷物(空っぽ)は届いた…

お察しのいいかたはわかるかもしれないが、何も入ってないから捨ててしまった空封筒が実は”商品発送として”ラベリングされていたものだったのだ。

どうしたらいいか考えあぐねて、Shopeeに連絡してみると念のため異議申立てしてみては?とのこと。ただし、これは相手がこれに対して申し立てをした場合は返金処理はされないとのこと。やってみると販売側(詐欺師)からは”The seller has raised a dispute to Shopee”となった。

Shopeeに限らず仲介システム会社としては、どちらに肩入れするわけにもいかないだろう。売り手が詐欺師の場合もあれば、買い手が詐欺師の場合もあるからだ。手元に届いたものを開封する前に写真撮っておけば…と思ったが、後の祭り。これは勝機なしである。

後日談 2020年10月26日追記

Shopeeでは紛争時にエージェントが仲介して、売り手と買い手の間に立って紛争処理に時間を割いてくれる。今回のケースでは、エージェントがいろいろと動いたようで売り手側が折れて結局返金とあいなった。

紛争処理に立ち回ったShopee Agent

一方で別記事で紹介したQExpress(Qoo10)で起きたトラブルでも、Shopeeと同じようにサポセンに調査と解決の依頼をしている。

中国大陸の10倍!物流トラブルだらけのシンガポール
シンガポールに来て悩んでいるのはトラブルの多さ。システム化されているにも関わらずトラブルが絶えない。手持ちデータで調べたら、物流は2010年代の中国と比べても10倍以上の頻度だった。

が、Qoo10は調査することなく、以下の一文だけよこしてきた。

Kindly please contact delivery company for further.

紛争時の調査や対応を見ていると、Qoo10は全体的に対応速度が遅く何もしない。おまけにUIは使い勝手が悪いので、もういいや…ということで削除した。ここから買った物品の保証期間が切れたらアカウントも削除する。

オンラインショップで注意するべき3つ

今回の詐欺師はこちら。二次被害を避けるために貼っておくが、おそらく遠からずドロンするのだろう。

DIITAL LIFESTYLE, Online Shop | Shopee Singapore
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よくある注意点は、たとえばこんなところだろう

  • 評価が低い
  • フォロワーがいない
  • 販売実績がない

この前者2つについては、評価を上げるためのサービスがあるようで一時期メディアでも話題になっていた。

アマゾン「やらせレビュー」の首謀者を直撃、楽天も餌食に
大手通販サイト、アマゾンで横行する「やらせレビュー」の元凶を追って中国・深圳にたどり着いた。現地で首謀者との接触に成功。ついに全手口が明らかになる。

後者は販売手数料さえ支払いすればいくらでも作れるため、こちらも前者2つと同様あまり参考にならない。そこで私が考える注意点3つをあげる。

価格が相場より1周り低い

実は私が買ったアイテム、この業者だけ10%ほど安かった。よくよく考えると彼らも専門業者(ヤマダ電機のように)でもなければ、個人向けで10%以上も安いのはレアなケースである。ほとんどの業者は買付価格に数%の粗利乗っけて販売するので横並びになるはずだからだ。

アカウント開設が直近

地道に詐欺を続けることはできないので、一般に詐欺アカウントは短期で消える。そのため、買おうとしている売り手が最近のアカウントであれば要注意だ。何を持って”最近”と言うかは難しいが、1年未満であれば避けたほうがいいのでは?と考える。

低評価の内容に問題あり&返品・返金率が高い

今回の業者、よくよく見ると”Cancellation Rate: 7%”となっている。私がよく買っているおむつや粉ミルクの業者は1%未満または表示がない(1%の表記にも満たないレベルということだろう)。また、低評価をつけている人のレビューを見ていると、商品が機能しないなど致命的な内容が記載されている。

人間心理をついた巧妙なテクニックと今後の対策

今回の詐欺師で関心するのは、あまりにも”なにもない”と人間は無関心になるという心理的なテクニックを使っていること。

たとえば、Nintendo Switchを売ります!と書いて空き箱や説明書を送る詐欺が以前に流行っていたが、この場合はものの不一致がわかりやすいのでクレームとなる。今回のケースでは、不透明のビニール袋に厚紙が入っているだけなので、なんだこりゃ?ごみ?でポイしてしまう(自ら証拠隠滅)。

詐欺師は最初から騙す気満々であるし、抗議があれば受けて立つ(そして、最後にドロンする)ので手ごわい。

わが家では今後の対策として、Redmart除いくすべての配達物を開封前と開封後で1枚ずつ写真を撮ることにした。特に配達番号が入った部分が重要なので、これを一定期間保存しておいて今後活用(したくはないが)することにした。

世の中には上には上があるのだなと思ったシンガポール生活である。

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