武漢肺炎は中国を超えて、アジアを超えて、欧米でも猛威をふるっている。アメリカでは一日あたりの死者数で記録更新をした。シンガポールでも5人目の死者を出している。
アメリカでは死者数記録更新
情報ソースはcnaでジョンズホプキンス大学による追跡で米国では過去24時間に1,169名のCOVID-19(武漢肺炎)による死亡し、世界的なパンデミックが始まって以来、最高の1日死者数を記録したとのこと。
シンガポールでも感染者は増えており昨日までで1,000人の大台を突破している。また、死亡例が5に増えており予断を許さない状況である。
人口600万人の国なので感染率は1%未満であるものの、シンガポール政府はSocial Distancingをさらに強化している。企業は基本、自宅勤務を命じること、それに従わない場合は罰金刑となる。
感染症は基本MC扱いで5日間外出禁止
また、感染症については一律MC(Medical Certificate)が発行される。基本、自宅療養となり発行日含めて5日間は外出が禁止、違反した場合は伝染病法に基づいて10,000S$または6ヵ月以内の禁固刑、または両方が課せられる。
ちなみに、うちの子供を連れて行ったらやはりMCいただきました。もらうのは知っていたが、薬が欲しかったのでしょうがない。
武漢肺炎の検査は一律にやっているのではなく、かかりつけ医の判断を経て実施しているようで、医師に聞いたら断られるケースもあるとのこと。
ちなみに、上述の伝染病法自体は1970年代に制定された古い法律でMOHの以下サイトから全文読める。日本のとほぼ同じだが、罰則が厳しい。
日本はアジアで一番危険
アメリカもASEAN諸国もこぞって以下のような施策をとっている。
- 外国人の入国一律禁止(トランジット含む)
- 海外からの帰国はすべて隔離処置(政府指定/強制力と罰則あり)
- 都市封鎖+戒厳令(同じく罰則あり)
マレーシアでは陸軍が一部展開されたり、フィリピンでは一部暴動への対処として遵守しないものは射殺すると警告しているレベルである。ドゥテルテ大統領は麻薬戦争で実際に射殺許可しているので本気なのだろう。
と、見たときに日本はかなり危ないと考える。
上述の3つの封じ込め(外部からの流入・感染予防のための隔離・内部での拡大)を一切やっていない。そのため相変わらず風俗店を始め濃厚接触しそうな店舗は通常通り営業している。その上、別の記事でも指摘した通り武漢よりも遥かに人口密度が高い。
武漢では当局が発表した感染者数が500を超えた時点で、都市封鎖に踏み切った。一方、東京はすでに500名超えているのに強制力のある規制等を一切やっていない。
サバイバル意識のない日本の政治家と意味のない報道しかしないマスメディア、平和ボケした国民の3点セットが揃った日本はアジアで一番危ない地域になっている。
当サイトがこの武漢肺炎の第一報出したのが1月3日で日本のメディアが一切触れていない頃。シンガポールはこの1週間後には注意喚起、2週間後には行動規制を開始、3週間で中国からの流入を一切断ち切っている。
同じ報道を日本も受けて3ヶ月も経っているのに、この間、政府、メディア、国民は一体なにをしていたのだろう…?
武漢発の謎肺炎が急増中。発症例44件、うち11件は重症とのこと。武漢からの到着便について検疫強化中。—中国湖北省武汉市爆出不明原因肺炎疫情,引发全球关注。而新加坡卫生部也一直密切关注情况,并采取一系列预防措施。https://www.yan.sg/zgwuhanbaodafeiyanyiqing/
中国IT情報局さんの投稿 2020年1月3日金曜日
と、いう訳で当サイトは以下をおすすめ。
- 海外にいる人は日本に近づかない
- 日本にいる人は海外メディアを参考に自衛
皆さん、ご自愛ください。
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