シンガポールは、言語が中国語→英語であること、インターネットがほぼ自由であることを除けば中国と同程度のクオリティ。たまに日本語のコンテンツに触れたいと思う人へ、メモ書き兼ねて記事化。
地上波の存在しないシンガポール
シンガポールのコンドミニアムにも日本と同じアンテナ線の口がある。リビングと各部屋に配線がされており、差込ができるようになっている。
以前に電気工がやってきたとき、これでテレビが見られるの?と聞いてみた。回答はNoで、すでに地上波は廃止されており、ネットメディアのみになっているとのこと。シンガポールはネットがない可能性がゼロという前提なのだろうか。
そう言えばリー首相の重大発表も政府公式サイト、FacebookやTwitter、WhatsAppなどなど全部ネット前提。情弱の人にどういうサポートしているのか気になるところ。
ビバSingtel TV
わが家では普段は3コンボでテレビを使う。そのラインナップは…
- Youtube
- Netflix
- Singtel TV
前者2つはおなじみなので割愛、Singtel TVはシンガポールのNTTことSingtelが提供するオンラインTV。光ファイバーを開通させると高確率で勧められるサービスで、TV BOX(内部はAndroid?)を使って視聴する。
このTV BOXは単に視聴するだけではなく、オンデマンドで映画を視聴したり、新たにサブスクできる相互方向のデバイスになっている。
すごいのはコンテンツの品揃えでチャンネル数は120オーバ。英語圏のコンテンツはもとより、中国大陸、台湾、香港および華僑系チャンネルがずら~っと揃っている。
CCTV(中国中央电视台)のいくつかも入っていて、シンガポールに住む中国人向けのパッケージ(Chinese Plus)と思われるものも用意されている。日本では在日中国人向けのTV BOXがよく流通していたが、シンガポールでは不要だろう。
日本コンテンツもいくつか用意されており、AnimaxやNHK Worldなどいくつかある。しかし、日本語というマイナー言語の需要は小さいためか数としては少ない。
日本のテレビを見るオンラインサービス
でも、日本語のコンテンツみたいよね!という人向けに一応オンラインサービスも存在する。
ただ、TV BOX設置型は著作権の問題なのか、それとも英語が苦手な人はシンガポール来ないでしょ?なのか、フリーペーパーでも中国にいた頃のようにがんがん広告が出ているという具合でもない。
以前に本サイトで取り上げたオンラインサービスがシンガポールでも引き続き使えるのでこちらを取り上げる。
Windows向け(PC)とスマホ(Android/iPhone)が用意されているのは以前取り上げたときと同じで、ネイティブアプリをインストールした上で、ログインするとチャンネルが見られる仕組みになっている。JapanTVというそのものズバリのアイコンが作られる。
ただ、アプリが別の用途でも使われているのか、立ち上げ直後はすべて中国語。
アプリ初回起動時に7日間の過去分を振り返り表示可能としているが、日本語向けサービスでは過去30日分まで振り返りで見られる。
実際に最大限まで振り返ったときの一覧がこちら。7月27日からさかのぼること30日分まで視聴できるのがわかる。
先日、話題になっていた半沢直樹シリーズ第二弾もこのとおり。半沢直樹シリーズは全体的に陰湿なので、リーガル・ハイのように楽しめないから見なかったけれど。
価格その他については、公式サイトをご覧あれ。ちなみに『お申し込みの際に「シンガポール&中国IT情報局」ブログを見たと記入すれば、5,000円の優遇が効きます』とのこと。また『契約者の方はCoolTVをお知り合いの方にご紹介いただき、成約できた場合は2年目の更新料を無料にします。』とのこと。
当サイトにはインセンティブないが、シンガポールのテレビ事情と現地邦人向けにこんなサービスもあるというご紹介まで。
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