未だに衰えを知らない武漢肺炎ことコロナウイルス。ワクチンの開発競争で米中がしのぎを削る中、中国メディアが報じるところでは、年内に市場へワクチンが投入されるとのこと。
元ネタは光明日报が8月18日付で報じた『新冠肺炎疫苗何时上市——访国药集团党委书记、董事长刘敬桢』
新冠肺炎疫苗何时上市——访国药集团党委书记、董事长刘敬桢
4月12日,武汉生物制品研究所研发的新冠灭活疫苗进入一、二期临床研究,6月16日公布了临床试验阶段性揭盲结果,结果显示疫苗接种后安全性好,无一例严重不良反应,不同程序、不同剂量接种后,接种者均产生高滴度抗体
中国の製薬メーカーである中国医药集团有限公司(シノファーム)のトップが語ったコロナウイルスワクチンについての談話。要点をかいつまんで取り上げると…
- ワクチンはすでに当局の生物安全联合检查に合格済
- ワクチンの開発元は武漢生物製剤研究所(WIBP)
- 第1相および第2相臨床試験が4月12日に開始、6月16日には臨床試験の盲検結果が発表されワクチンの安全性が確認された
- 重篤な副作用は報告されていない
- シノファーム社は6月23日、アラブ首長国連邦で国際臨床第3相試験を開始
- ワクチンは承認プロセスを経て今年12月末までに市場へ出す予定
- 年間生産量はおおよそ2.1億人分
- 1,000元(約2万円)以下の価格
- 100%抗体にはワクチンを2回投与
- 1回でも97%ほど獲得できる
- 都市部や学生など人口密集地へ投与が必要で、農村などは必須とは考えていない
中国のワクチン開発は今秋メドと報じられていた。当初予定よりは少し後ろへずれたものの開発は順調と報じている。
武漢肺炎のワクチンが臨床試験認可を取得
新型コロナウイルスことCOVID-19こと武漢肺炎のワクチンが中国で臨床試験段階に入ったとのこと。新華社通信が速報として掲載している。
アメリカで開発中のワクチンは中国製より高めの想定がされていたが(当初約20-30万円)、政府の補助などもあり1回あたりの価格は中国製とほぼ同額となっている。
コロナのワクチン投与、1回4200円以下 米モデルナ社
新型コロナウイルスのワクチン開発を進める米バイオ企業「モデルナ」は5日、大半の顧客がワクチン投与を受ける場合、その費用を1回当たり40ドル(約4200円)以下に設定するとの計画を明らかにした。
価格面でほぼ互角であれば、開発の早さやサプライチェーンへの迅速な展開が鍵となる。中国がこの分野で世界に躍り出るかどうかが注目される。
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