シンガポールはコロナウイルス対策の規制がフェーズ2相当に戻って1周間が過ぎた。ネット上ではシンガポール人が本対策をサーキットブレーカー2と呼んでいる。ショッピングモールはガラガラとなり傍から見て事業継続できるのか?というレベルになっている。
5月16日に規制強化がされてすべてのレストランは店内での飲食が禁止された。また、2人を超えて集まることも禁止されている。
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結果、ショッピングモールのように友達と一緒にお出かけしてついでに食事をする…といったエリアはさながらゴーストモール状態になっている。
野外でのアクティビティ除くとシンガポール国内にはアトラクション自体が少なく、ショッピングモールでのウィンドウショッピングや食事は数少ない楽しみ。今回はそれがダメになってしまったので、モールにわざわざ買いに来る人も少なく、レストランは照明を減らしているので余計に寂しく感じる。
スーパーが併設されているエリアでこの少なさなので、上の階(衣類やその他雑貨)はお寒い状況なのは容易に想像がつく。実際、リテール周りでは今回の規制強化をサーキットブレーカーと呼んでいるようで、とある店舗はCB前に3,000S$近くあった売上が2S$まで落ちたと嘆く。
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今回の規制、シンガポール政府は6月12日までとしている。しかしながら、ローカルでの感染例は激的には減っておらず延長の噂が絶えない。
ただ、昨年から進めてきた追跡アプリの徹底が浸透してきたことで、国全体がロックダウンという可能性は低い。たとえば感染者が訪れた場所で複数の感染者が見つかったショッピングモールなどは逐次、一定期間閉鎖と消毒を進めており、リスクの高いところを狙い撃ちすることで経済打撃を最小限に抑えようとする政府の意図が見える。
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驚いたのはシンガポール政府が目指していた世界経済フォーラム(World Economic Forum)をキャンセルしたこと。この開催を目指して抑え込みをしてきたと思われるが、足元の状況が悪化したため国内事情を優先したのだと思われる。
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どこかの国のように国内が混乱しててもオリンピックゲームするところとは少し違うなと感じる今日このごろ。
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