中国人は日本人の10倍
HelloTalkの最終回だ。概要・セキュリティ、検索につづいて、特徴的な機能であるモーメントについて紹介。また、HelloTalkの注意点についても解説する。
モーメントで自己紹介
HelloTalkにはかんたんなブログ機能があり、文章の投稿ができる。そして、投稿された文章は母国語と学習している外国語で振り分けられて、どのユーザでも見ることができる。
このモーメントの投稿には、Facebookで言うところの「いいね!」やコメント追記ができるようになっており、外国語学習者のちょっとしたコミュニティになっている。また、投稿した文章に間違いがある場合、指摘や修正ができるので、これらを通じて勉強するという趣旨らしい。
QQと異なるのは、新しい定型的なグループなどが作れないことだ。ユーザ同士のつながりについては、WeChatに近い。
モーメント爆弾
ただ、このモーメント機能は気をつける必要がある。理由は、ユーザの人数比である。
中国には日本語を学習している人が100万人前後いるらしい。この数字は大学、短大や語学学校など統計が取れる範囲の数字だ。自己学習を含めると、もう少し多いだろう。これに対して日本人で中国語学習している人は数万人程度。仮に10万人としても、10倍近い差がある。
そのためモーメントに投稿をすると、大量のメッセージや友達登録リクエストが来る。
私も投稿したら赤ペンをたくさんいただいた上に、ワンサカと友だち登録のリクエストをいただいた。時期も週末と利用者が多かったためか、翌朝までに50件前後のリクエストが来ていた。QQ日本人会のメンバは、100件来ていたとも話していた。
もちろん、これは嬉しいことだ。それだけ多くの中国人が日本に興味を持っており、私の投稿にも興味を示してくれたからだ。ただ、これだけ多くのリクエストが一斉に来ると誰が誰なのかよくわからなくなるのだ。
あくまでも出合い系ではない
このように外国語→中国語の場合は、かなり入れ食いになるHelloTalk。ただ、開発元は出合い系ではないとしている。
先ほどの検索やモーメントから、各ユーザの情報を見ることができるのだが、そこに妙なメッセージが出てくるのだ。プロファイル画像を見ようとすると…
As a language learning app HelloTalk declined not to provide enlarged profile pictures. Thank you for your understanding.
『HelloTalkは学習アプリのため、大きな画像の表示を拒否しました。ご理解の程宜しくお願いいたします』といったところか。
というわけで、このアプリを出合い系のように使わないように、気をつけていただきたい。
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