中国でVPNを選ぶときの3ポイント(2016年版)

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どのVPNを選ぶべきなのか?

中国でVPNを選ぶときの3ポイント(2016年版)

2015年の中国は自由なネットから程遠い不幸な1年だった。2016年は状況がさらに悪化する可能性が高い。それだけにどのVPNを選ぶべきなのかが重要だ。ポイントをご紹介。

ネット規制・検閲強化法案や施策が次々

中国が2015年に成立させた法案や施策で、ニュースにもなったのは次のとおりだ。

上記のほかに、現在検討中の規制法案が複数あるという状況だ。ほかにも、法の運用で、デマを流したと称して、随時マスメディア関係者を逮捕しているのは、周知のとおりだ。

しかし、よくもまぁ、これだけいろいろと騒動を起こすものだと感心する。

VPNを比較するときの基本

中国でVPNを選ぶときの3ポイント(2016年版)

VPNを選択するときの基本的な方法は、下記のコラムから変わっていない。

中国で使えるVPNの選び方5ポイント

ポイントは次の5つ。

  1. 値段:コストパフォーマンス
  2. 安定性
  3. 速度:スピード
  4. セットアップのかんたんさ
  5. サポート

この基本的な考え方はかわらない。その上で、さらに3ポイント追加したい。

  1. 中国近郊VPNサーバの数
  2. サポートプロトコル数
  3. ニュースレター配信

理由を次に述べていく。

1.中国近郊VPNサーバの数

中国でVPNを選ぶときの3ポイント(2016年版)-1.中国近郊サーバの数

VPNの速度は、VPNサーバとの距離、VPNサーバのネットワークの太さ(帯域)と関係する。先進国と呼ばれる地域のネットワークは、とても太いのでここは問題にならない。ポイントは、中国からどれだけ近い場所にサーバがあるか?だ。物理的に近い場所にあればあるほどいい。

また、2000年後半のYahoo! Japan規制からわかるように、サーバが1箇所というのもリスクだ。サーバも分散しているのが望ましい。たとえば台湾や香港、マカオ、韓国などにも予備サーバがあるといい。

小さなVPN業者-特に個人運営などの日本人VPN業者-は、サーバが規制されるとその時点で致命傷となる。

2.サポートプロトコル数

中国でVPNを選ぶときの3ポイント(2016年版)-2.サポートプロトコル数

VPNにおけるプロトコルとは、かんたんに言えば暗号化の方法だ。

PPTPやLT2Pなどだ。特定のサービス、プロトコルを狙い撃ちした規制を当局はしばしばしてきた。そのときに、複数のプロトコルをサポートしている方がリスク分散になる。

この点で、Cameleonプロトコルを持つVyprVPNはおすすめしたい。

3.ニュースレター配信

中国でVPNを選ぶときの3ポイント(2016年版)-3.ニュースレター配信

VPN選びでもっとも重要なのは、障害発生時の連絡手段や告知方法の有無だ。サーバの増強や設置場所の増加、障害発生時の情報などは、中国に住んでいると生命線と言える。私自身、利使っているVPNプロバイダーのニュースレターを常に購読をしている。

もちろん、広告的な内容もある(と、言っても楽天スパムに比べればかわいいもの)が、規制情報なども即時教えてくれるのはありがたい。また、同時に問題発生時の問い合わせ先を併記していることが多いので、サイトのアクセスができなくても心配無用だ。

まとめ

取り締まりの強化や規制の範囲は、弱まるどころか強くなる一方である。中国当局のこれらの施策は、一過性の取り組みではなく数年単位での計画的なものだ。

今後のことを見据えた慎重なVPN選びが必要である。みなさんの参考になれば幸いだ。